エースを休ませて、小さくない代償を受ける羽目に
現地時間7月26日に韓国のソウルで行なわれたKリーグのオールスターチームとの試合で、ユベントスに所属するポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドは、負傷を理由に欠場した。
ユーベからすれば、重要なシーズンを前にエースに負担を懸けまいと温存したにすぎなかったが、この決断が試合を主催した韓国の代理店『The Fasta』とKリーグ側から反感を買うことになり、大きな波紋を広げている。
試合後、稀代のスターであるC・ロナウドを一目見ようと、40万ウォン(約3万7000円)もする高額なチケット購入した一部のファンから抗議を受けたKリーグは、公式声明を発表し、試合開催を手配した『The Fasta』にチケットの払い戻しなどの損害賠償を求める可能性を示唆。
これに対して『The Fasta』は、「ユーベとの契約にはロナウドを45分間はプレーさせることが規定されており、仮に事前の負傷やウォーミングアップ時に怪我をした場合は、事前に連絡するように伝えていた」と発表。さらに「クラブ側と連絡が取れていない」とも訴えていた。
ユーベからすれば、重要なシーズンを前にエースに負担を懸けまいと温存したにすぎなかったが、この決断が試合を主催した韓国の代理店『The Fasta』とKリーグ側から反感を買うことになり、大きな波紋を広げている。
試合後、稀代のスターであるC・ロナウドを一目見ようと、40万ウォン(約3万7000円)もする高額なチケット購入した一部のファンから抗議を受けたKリーグは、公式声明を発表し、試合開催を手配した『The Fasta』にチケットの払い戻しなどの損害賠償を求める可能性を示唆。
これに対して『The Fasta』は、「ユーベとの契約にはロナウドを45分間はプレーさせることが規定されており、仮に事前の負傷やウォーミングアップ時に怪我をした場合は、事前に連絡するように伝えていた」と発表。さらに「クラブ側と連絡が取れていない」とも訴えていた。
しかし、現地時間7月28日に進展があった。地元紙『Korea Herald』によれば、試合開催にあたって約35億ウォン(約3億2100万円)を受け取っていたというユーベは、事態の収拾を図ろうと同日に『The Fasta』に連絡。同社のCEOであるロビン・ヤン氏にC・ロナウドの欠場のワケを説明したうえで、クラブの担当スタッフを近日中に韓国に派遣し、改めて関係各所に謝罪させることを伝えたという。
同紙によれば、ロビン氏は次のようにコメントしている。
「私たちはユベントスにいくつかの要求と苦情を伝え、このプロジェクトを担当している人間から『韓国で起きたことは全て私たちのミスだ。クラブ史上最悪の不名誉であり、本当に申し訳ないことをした』と謝罪を受けた」
ヤンCEOのコメント受け、『Korea Herald』は、ユーベが試合で生まれた収益の4分の1を払い戻す計画を持っていると報道。最悪の場合に想定される法廷闘争をなんとか水際で防ごうと画策中だと伝えた。
6万5000枚のチケットが15分で即完したというビッグプロジェクトは、C・ロナウドの欠場によって、大問題へと発展してしまったが、今後いかなる決着を見ることになるのか。その行方はしばらく注目する必要がありそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部