バルサが新鋭の2発で神戸に快勝!イニエスタ、グリエーズマンらは前半でお役御免

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年07月27日

スコアレスで迎えた後半に2ゴール

イニエスタは前半の45分間プレー。古巣相手にアグレッシブなプレスも見せた。写真:徳原隆元

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 7月27日、ノエビアスタジアム神戸で、『楽天カップ2019』のヴィッセル神戸対バルセロナが行なわれ、2-0でバルセロナが勝利した。

 バルサは注目の新加入アントワーヌ・グリエーズマンがスタメン入りをしたが、故障を抱えている安部裕葵はベンチ外。神戸は、アンドレス・イニエスタ、ダビド・ビジャ、セルジ・サンペールの“元バルサトリオ”が揃って先発した。
 
 前半の立ち上がりは神戸が果敢に前線からプレスをかけ、試合の主導権を握りに行く。開始4分にはイニエスタが高い位置でDFからボールを奪うと、そのままミドルシュート。さらに神戸は7分、藤谷壮が果敢なオーバーラップでエリア付近まで進出してファウルを誘い、このFKからイニエスタが挙げたクロスをダンクレーがヘッドで合わせた。

 一方のバルセロナは神戸DFのミスから向けた13分の決定機を境に、徐々にペースを上げていく。25分には、ブスケッツが攻撃参加してグリエーズマンにラストパスを供給。42分には左サイドを駆け上がったジョルディ・アルバのクロスにグリエーズマンが合わせるも、左足で放ったシュートは上に外れた。

 両チームともチャンスを作ったが、前半はスコアレスで終了する。

 迎えた後半は両チームともに大幅にメンバーを入れ替え(神戸は8人、バルセロナは11人)、神戸はイニエスタやビジャ、バルセロナはグリエーズマンやブスケッツらがお役御免に。代わって神戸はウェリントン、西大伍らが出場し、バルセロナはフレンキー・デ・ヨング、ウスマン・デンベレらがピッチに入った。
 
 試合が動いたのは59分、左サイドでボールを持ったカルラス・ペレスがマウコムとのワンツーでエリア内に侵入し、GKの股を抜く鮮やかな先制点を沈めた。
 
 バルセロナはその後もチャンスを作り、71分には神戸DFのミスからアレニャーが決定機を迎える。しかし、これはGK前川黛也に防がれ、さらに76分にはマウコムのシュートがバーに嫌われてしまう。
 
 神戸のチャンスは81分、縦パスを受けた中坂勇哉がドリブルでエリア内に侵入し、右足を豪快に振り抜いたが、シュートはDFにブロックされた。
 
 そうして迎えた85分、バルセロナが追加点を挙げる。殊勲者は、1点目を挙げたカルレス・ペレスだ。ペナルティエリア内でパスを受けると、軽やかなステップでDFを揺さぶり、左足を一閃。これが右ポストに当たってゴールネットを揺らした。
 
 終盤の89分にはデ・ヨングがフリーでミドルを放つが惜しくも枠外へ。スコアは2-0のまま終了し、バルセロナが新鋭FWの2発で快勝を収めた。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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