「夏の移籍マーケットは難しい」としながらも…
昨シーズンのプレミアリーグ王者は、“静かな夏”を過ごしている印象だ。
現地時間8月8日にクローズする移籍マーケットで費やした8100万ポンド(約113億4000万円)で獲得したのは、アトレティコ・マドリーのスペイン代表MFロドリと、PSVの元スペインU-21代表のアンヘリーニョのみ。2億2365万ポンド(313億1100万円)を投資した一昨年と比べると、ここまでは小さな動きに留まっている。
まさに脂の乗っているラヒーム・スターリングやケビン・デ・ブルイネをはじめ、プレミア連覇を成し遂げたスカッドは充実しているとはいえ、補強すべきポイントが全くないわけではない。とりわけ、昨シーズン終了とともにヴィンセント・コンパニが抜けたCBに一抹の不安を抱えている。
現時点で計算できるCBは、ジョン・ストーンズとエメリック・ラポルト、そしてニコラス・オタメンディの3枚。プレミアリーグのタフなシーズンを乗り切るには、いささか心許ないのだ。
そうした現状を、ジョゼップ・グアルディオラ監督は捉えているのか? 26日に日産スタジアムで開かれた会見の場で、興味深い発言が飛び出した。
「それほど多くの選手を獲得するということはない。今いる顔触れに満足しているからね。たぶん、この夏の移籍マーケットはとても困難だし、チームには十分な戦力がある。でも、獲るとしたら1人、もしくは1.5人は欲しいかもしれないね」
現地時間8月8日にクローズする移籍マーケットで費やした8100万ポンド(約113億4000万円)で獲得したのは、アトレティコ・マドリーのスペイン代表MFロドリと、PSVの元スペインU-21代表のアンヘリーニョのみ。2億2365万ポンド(313億1100万円)を投資した一昨年と比べると、ここまでは小さな動きに留まっている。
まさに脂の乗っているラヒーム・スターリングやケビン・デ・ブルイネをはじめ、プレミア連覇を成し遂げたスカッドは充実しているとはいえ、補強すべきポイントが全くないわけではない。とりわけ、昨シーズン終了とともにヴィンセント・コンパニが抜けたCBに一抹の不安を抱えている。
現時点で計算できるCBは、ジョン・ストーンズとエメリック・ラポルト、そしてニコラス・オタメンディの3枚。プレミアリーグのタフなシーズンを乗り切るには、いささか心許ないのだ。
そうした現状を、ジョゼップ・グアルディオラ監督は捉えているのか? 26日に日産スタジアムで開かれた会見の場で、興味深い発言が飛び出した。
「それほど多くの選手を獲得するということはない。今いる顔触れに満足しているからね。たぶん、この夏の移籍マーケットはとても困難だし、チームには十分な戦力がある。でも、獲るとしたら1人、もしくは1.5人は欲しいかもしれないね」
補強に関して全権を握っているとも言われる指揮官が、新戦力獲得の可能性を匂わせたのだ。さらにグアルディオラは、「ただ、それがなくても我々はサバイバルができるよ」としてうえで、「もしもできるならば、センターバックが欲しい」と願望を口にした。
英衛星放送『Sky Sports』などによれば、シティはレスターのイングランド代表CBハリー・マグワイアの獲得を巡って、“隣人”マンチェスター・ユナイテッドとデッドヒートを繰り広げており、DF史上最高額となる移籍金9000万ポンド(約126億円)での契約合意を狙っているという。
果たして、シティは、補強を示唆した名将の眼鏡にかなうタレントを獲得できるのか。その動向に引き続き注目したい。
取材・文●羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb編集部)