日本代表DFの冨安健洋を獲得したことで、日本でも注目が集まっているボローニャに衝撃が走ったのは、７月13日。シニシャ・ミハイロビッチ監督が、会見で白血病を患っていることを公表したのだ。16日から病院で治療を開始する指揮官は、「この闘いに勝つ」と闘病への気迫を口にしている。

　ミハイロビッチの発表が、サッカー界にショックを与えたのはもちろんだ。だが、指揮官が病に屈しない強い気持ちと姿勢を示したのを受け、関係者や各クラブがエールを寄せている。その一部を紹介する。
 

ロベルト・マンチーニ（サンプドリア、ラツィオ時代のチームメイト）
「君は強すぎる。このことにも、びくともしない。私たちは一緒にパデルテニスをしなきゃいけないはずだ」

アレッサンドロ・デル・ピエロ（元イタリア代表）
「挑戦、勇気、力、模範に満ちた素晴らしいメッセージを発した。みんな一緒にあなたと戦う」

フランチェスコ・トッティ（ローマ時代のチームメイト）
「あなたと一緒に闘い、喜ぶ。なぜなら、勝つからだ。がんばれ、シニシャ」

クリスティアン・ヴィエリ（ラツィオ、インテル時代のチームメイト）
「屈するな」

カルロ・マッツォーネ（ローマ時代の恩師）
「特別な人物だ。君を指導できてうれしかったよ！がんばれ、シニシャ。我々は君のそばにいる」

ジャンルイジ・ドンナルンマ（ミラン時代の教え子。ミハイロビッチの下でデビュー）
「あなたは屈しないことを教えてくれた。次はあなたの番だ！あなたのほうが強い。勝つはずだ！監督、僕はそばにいます！」

イニャツィオ・アバーテ（ミラン時代の教え子）
「がんばれ、監督…大好きですよ！」

ミッチェル・ダイクス（ボローニャDF）
「監督、この知らせに驚いています。できるだけ早い回復のために、僕の力をすべて送ります」

ニコラ・サンソーネ（ボローニャFW）
「このつらい知らせに僕ら全員がショックを受けている。あなたは戦士だ。この闘いにも勝つはずだよ。僕たちは、より強くなったあなたを待っています。がんばれ、監督！」

リッカルド・オルソリーニ（ボローニャFW）
「戦士よ、屈しないでください。最も大切な試合に勝ってください。僕たちみんな、あなたと一緒です」

エウゼビオ・ディ・フランチェスコ（サンプドリア監督）
「君は勝者だ。生まれついての戦士だ。今、もう一度、それを見せてくれ。がんばれ、シニシャ」

マッシモ・フェレーロ（古巣サンプドリアの会長）
「わが友、シニシャよ、がんばれ！君の笑顔は君の力だ。つねにそばにいる。また一緒に勝とう」

ウルバーノ・カイロ（古巣トリノの会長）
「がんばれ、シニシャ。トリノの人々は、みんなあなたのそばにいる。心からあなたのことを想っているよ。幸運を！」

ラツィオ（古巣）
「我々はともに多くの勝利を収めてきた。この闘いでも、我々はあなたとともにいる」

インテル（古巣）
「がんばれ、シニシャ。この闘いでも、インテルはあなたのそばにいる」

サンプドリア（古巣）
「雨が上がれば陽が昇る。がんばれ、シニシャ。いつものように闘い、勝つんだ。サンプドリアとその人々は、あなたと一緒にいる」

ミラン（古巣）
「『勝者はつねに道を見つける』。がんばれ、シニシャ。この闘いにもあなたは勝つ」

フィオレンティーナ（古巣）
「がんばれ、シニシャ。この試合にも勝つんだ！」

ヴィクトリヤ（娘）
「神は最高の戦士に最も難しい闘いを与えるという。私たちはミハイロビッチ家。闘わないなんて私たちのDNAにはない！」

　なお、ボローニャはミハイロビッチ監督の続投を明かしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部