「もっとスピードを上げろ!」
昨シーズンのブンデスリーガを17位で終え、2部降格が決まったハノーファーがドイツで始動した。同クラブに所属する原口元気は日本からドイツに戻り、新シーズンに備えてクラブのトレーニングに参加している。
そんななか、練習試合で原口に対し、新監督に就任したミルコ・スロムカから檄が飛んだようだ。ドイツ紙『BILD』や現地メディア『Sportbuzzer』が報じている。
「練習試合に出場していたハラグチに対して、スロムカは激しく声を飛ばした。ハラグチがボールを保持した際、サイドでダイレクトにボールをはたかず、モタモタしたからだ。それを見たスロムカは『なぜダイレクトでプレーしない! そんなことをいつまでも続けるな!』と叫んだ。この一声は、原口のプレーにいい効果をもたらし、その後は見違えるような、良いプレーをするようになった」
そんななか、練習試合で原口に対し、新監督に就任したミルコ・スロムカから檄が飛んだようだ。ドイツ紙『BILD』や現地メディア『Sportbuzzer』が報じている。
「練習試合に出場していたハラグチに対して、スロムカは激しく声を飛ばした。ハラグチがボールを保持した際、サイドでダイレクトにボールをはたかず、モタモタしたからだ。それを見たスロムカは『なぜダイレクトでプレーしない! そんなことをいつまでも続けるな!』と叫んだ。この一声は、原口のプレーにいい効果をもたらし、その後は見違えるような、良いプレーをするようになった」
試合後、スロムカは「ハラグチだけを標的にしたわけではない。だが、彼はあの後から非常によく反応し、積極的に、熱心にプレーするようになったと思う。我々が求めているのは速さだ。皆がそれを意識して、プレーに反映してくれることを期待している」と語っている。
『Sportsbuzzer』はこの一連の様子を「スロムカはチームにスピードを求めている。ハラグチはプレースピードの欠如を指摘されたが、指揮官の要求は彼を奮起させるだろう」と綴った。
原口は2部降格に伴い、移籍を希望していると報じられている。ただ、ハノーファーとは2021年6月末までの契約を残しており、違約金や給与面での条件が高すぎるため、受け入れ先が見つからないと伝える現地メディアもある。
原口について、「これが彼にとってラストチャンスにはならない」と語った指揮官。発奮を期待しての厳しい一言だったのだろう。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部