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浦和、杉本健勇がついに覚醒か!? 敵地でのACL蔚山戦、逆転突破へ“ホットライン”開通が鍵に

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年06月21日

ホーム初戦黒星も「ネガティブになるのではなくて、2-0で勝てばいい」

19日のACL・蔚山現代戦で今季公式戦2ゴール目を奪った杉本。逆転勝利へ山中とのホットライン形成を視野に入れる。(C) SOCCER DIGEST

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 浦和レッズにとって、19日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のラウンド16ファーストレグ、蔚山現代(韓国)戦は、今季加入のFW杉本健勇の生かし方を初めてピッチ上で実践した試合になった。
 
 浦和は先月末にオズワルド・オリヴェイラ監督と契約を解除し、昨季に暫定監督を務めた経験のある大槻毅新監督が就任した。杉本はオリヴェイラ前監督の下では評価を得られなかったが、大槻監督の就任初戦となった1日のリーグ戦、川崎フロンターレ戦ではベンチ入りして途中出場。試合後には「この立場(ベンチ入り)を争っているのではなく、試合に出て点を取るところにいかないといけない」と話していた。

 
 次節のサガン鳥栖戦は出場機会がなかったが、大槻監督はこの蔚山戦のスタメンに杉本を送り込んだ。実に3月17日のセレッソ大阪戦以来、約3か月ぶりのスタメン出場だった。
 
 その杉本は、自身のストロングポイントである高さをいきなりゴールにつなげた。37分、興梠慎三からのパスを受けた青木拓矢がゴール前に浮き球を供給すると、打点の高いヘディングで先制点をもたらした。杉本は「青木が本当に素晴らしいボールをくれた。要求していた部分でもあったし、そこは良かった」とゴールを振り返った。
 
 後半になっても、左サイドに配置された高いキック精度を持つ山中亮輔のアーリークロスに合わせるべく、ゴール前へ入り込むプレーを繰り返した。山中もまた、「後半は特に、監督からも早めに(ゴール前へ)入れてほしいという指示があった」と話し、チーム全体で杉本の良さを生かそうという姿勢があった。これは、オリヴェイラ前監督に起用されたシーズン当初に欠けていた部分でもあり、杉本と山中の長所をマッチさせる選択だったと言えるだろう。
 
 杉本もまた「ヤマ(山中)は素晴らしい左足を持っていますし、特に僕がいるときはどんどんクロスを狙ってくれと言っている。今日も上げてくれましたけど、あと少しで合うシーンもあったので惜しかった。次の試合で合ってくれたらいい」と、ホットライン形成に手応えを得ている。
 
 浦和が杉本の先制ゴールを生かせず1-2の逆転負けを喫し、次週に控えるアウェーでの第2戦に2点差以上の勝利、あるいは3得点以上した上での1点差勝利という厳しい条件が残ったのは事実だ。
 
 それでも杉本は「攻撃の面ではあと少し、あと一歩のところが合っていたらもっと点も入っていたと思う。ネガティブになるのではなくて、2-0で勝てばいい」と、逆転での突破に自信を見せた。
 
 シーズン開幕前の時点で期待を大きく集めた新戦力の杉本と山中が、大槻体制でストロングポイントを発揮するための素地は整った。あとは韓国に乗り込んでの決戦で、それをゴールという形で浦和の8強進出への道標とするだけだ。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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