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相手が誰であろうと攻撃サッカーを貫くエクアドル! 注目は現代サッカーで消えつつある“10番”だ【コパ・アメリカ対戦3か国のリアル評】

カテゴリ:ワールド

マルタ・コルドバ

2019年06月16日

「ボリージョ」が率いる攻撃的軍団

チリやウルグアイに比べれば、タレントは少ないが、マンチェスター・Uに所属する経験豊富なバレンシア(16番)など実力者は揃っている。 (C) Getty Images

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 去る現地時間6月14日に開幕を迎えた通算46回目のコパ・アメリカは、ホスト国のブラジルがボリビアに3-0で快勝して華々しくスタートした。

 この南米王者を決める戦いに20年ぶりに招待国として参加するのが日本だ。東京五輪をめざす若手中心のメンバー構成であるとはいえ、久保建英と中島翔哉の融合やイタリア行きの可能性が報じられた冨安健洋など、若きサムライたちのパフォーマンスへの興味は尽きない。

 日本とグループリーグで対戦する3か国の現況を探っていく同企画。最後にレポートするのは、攻撃的なサッカーを貫くエクアドルだ。

―――◆―――◆―――
 
「ボリージョ」ことエルナン・ゴメス監督が指揮を執るのは、1999~2004年に続いて、これが二度目。ロシア・ワールドカップ出場を逃したチー ムの再建を託され、まだ、そのプロジェクトの過程にある。目標はあくまで来年3月から始まるカタール・ワールドカップ予選の突破であり、今大会はそれに向けた絶好のトライの場と位置付けられる。

 今回のメンバー選考で驚きだったのが、アンドレス・チカイサの選出だ。初招集となる27歳のMFは、現代サッカーから消えつつある「典型的な10番」。本来はゴメス監督が好むタイプではないが、攻撃のオプションを増やすためにこのクリエーターをメンバーに加えたのだろう。

 いずれにせよ、ゴメス監督がめざしているのは、攻撃的なサッカーだ。相手がどこであろうと、自分たちが主導権を握ろうと積極的な姿勢で戦うだろう。それを実践するうえでも心配なのが、エースのアンヘル・メナのコンディション。得点源として期待されるだけに、5月に負った怪我が治らず不在となれば、チームにとっては大きな痛手だ。

文●マルタ・コルドバ text by Martha CORDOVA
訳●チヅル・デ・ガルシア translation by Chizuru de GARCIA

※『ワールドサッカーダイジェスト6月20日号』より転載
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