ルーニーが提言した補強戦略とは?
古巣の凋落にレジェンドたる発言が飛び出した。
宿敵リバプールに英国のクラブ史上最多となる6度目のビッグイヤーを掲げられ、“隣人”マンチェスター・シティにプレミアリーグ連覇を許したマンチェスター・ユナイテッド。たびたび内部分裂が露呈し、6年もリーグタイトルから遠のいている現在の姿は、アレックス・ファーガソン政権下で築かれた黄金期を思えば、「凋落」と表現しても言い過ぎではないはずだ。
落ちるとこまで落ちたら後は上がるだけ、である。今夏の移籍市場でユナイテッドは再建のための刷新が見込まれ、大きな注目を集めている。そんな古巣に助言を呈したOBが元イングランド代表FWウェイン・ルーニーだ。
2004年8月から17年7月までユナイテッドに在籍し、ファーガソンからジョゼ・モウリーニョ政権まで長きに渡ってプレーしたルーニーは、それこそ酸いも甘いも味わった。
現在アメリカのメジャーリーグサッカー(MLS)に属するDCユナイテッドでプレーしているレジェンドは、英公共放送『BBC』のラジオ番組『Sportsweek』の取材に対して、マンUが将来を見据えた補強をすべきであると指摘した。
宿敵リバプールに英国のクラブ史上最多となる6度目のビッグイヤーを掲げられ、“隣人”マンチェスター・シティにプレミアリーグ連覇を許したマンチェスター・ユナイテッド。たびたび内部分裂が露呈し、6年もリーグタイトルから遠のいている現在の姿は、アレックス・ファーガソン政権下で築かれた黄金期を思えば、「凋落」と表現しても言い過ぎではないはずだ。
落ちるとこまで落ちたら後は上がるだけ、である。今夏の移籍市場でユナイテッドは再建のための刷新が見込まれ、大きな注目を集めている。そんな古巣に助言を呈したOBが元イングランド代表FWウェイン・ルーニーだ。
2004年8月から17年7月までユナイテッドに在籍し、ファーガソンからジョゼ・モウリーニョ政権まで長きに渡ってプレーしたルーニーは、それこそ酸いも甘いも味わった。
現在アメリカのメジャーリーグサッカー(MLS)に属するDCユナイテッドでプレーしているレジェンドは、英公共放送『BBC』のラジオ番組『Sportsweek』の取材に対して、マンUが将来を見据えた補強をすべきであると指摘した。
「オーレ(スールシャール)は、3000万ポンド(約43億5000万円)から4000万ポンド(58億円)ぐらいの価値がある選手を5人から6人でチームを組み立てていくほうがいい。クラブの財力を考えれば、ロナウドやメッシ、ラモス、ベイルらを連れてくるのは可能かもしれないが、合計で3億5000万ポンド(約507億5000万円)ぐらいのコストがかかる。
それに彼らは儲けるだけ儲けて2年ほどで出ていってしまうだろう。まず、オーレはチームを組み立てないといけないし、1億ポンド(約145億円)超えの選手を1人や2人連れてくるのはチームのためにならない」
周囲の注目を集めるようなビッグネームの獲得ではなく、コスパの良い選手や若手を融合させる重要性を説いたルーニーは、さらにこうも続けている。
「いまのユナイテッドは、実力のある若手でチームを構成していく必要がある。サポーターは、来シーズンにリーグタイトルを争うことはないと分かっていると思うしね。2、3年後にプレミアリーグ、チャンピオンズ・リーグでライバルたちと競争できるように、オーレには時間が必要だ」
はたして、ユナイテッドは、ルーニーの“ススメ”通りの数年後を見据えた補強戦略を展開するのか。それとも札束攻勢でビッグネームを乱獲するのか――。今夏の移籍マーケットでの動きに注目したい。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
それに彼らは儲けるだけ儲けて2年ほどで出ていってしまうだろう。まず、オーレはチームを組み立てないといけないし、1億ポンド(約145億円)超えの選手を1人や2人連れてくるのはチームのためにならない」
周囲の注目を集めるようなビッグネームの獲得ではなく、コスパの良い選手や若手を融合させる重要性を説いたルーニーは、さらにこうも続けている。
「いまのユナイテッドは、実力のある若手でチームを構成していく必要がある。サポーターは、来シーズンにリーグタイトルを争うことはないと分かっていると思うしね。2、3年後にプレミアリーグ、チャンピオンズ・リーグでライバルたちと競争できるように、オーレには時間が必要だ」
はたして、ユナイテッドは、ルーニーの“ススメ”通りの数年後を見据えた補強戦略を展開するのか。それとも札束攻勢でビッグネームを乱獲するのか――。今夏の移籍マーケットでの動きに注目したい。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部