ジェフユナイテッド千葉
成績（37節終了時）：５位／勝点58／15勝13分９敗／47得点・38失点
 
残り５節の対戦
38節　10／26（日）　対群馬（A）13:00　前回対戦○３-２
39節　11／１（土）　対磐田（H）19:00　前回対戦●０-２
40節　11／９（日）　対松本（A）13:00　前回対戦●０-１
41節　11／15（土）　対富山（H）16:00　前回対戦△１-１
42節　11／23（日）　対讃岐（A）14:00　前回対戦△１-１
 
ポイント１）チームの現状は？
 
　一時は調子を落としていたものの、ここ３試合は福岡、札幌、大分と昇格を争うライバルに３連勝し、状態は非常に良い。特にこの３試合で７得点と攻撃陣が好調で、このまま３年連続での昇格プレーオフ進出を勝ち取りたいところだ。
 
ポイント２）昇格へのシナリオは？
 
　まずは現在の調子を維持すること。そして39節の磐田戦、40節の松本戦と上位陣との連戦に連敗しないことが重要だ。この２試合でしっかり勝点を拾えば、40節の富山戦、41節の讃岐戦と続く２試合は下位との対戦でもあり、ある程度余裕をもって戦うことができるはず。勝点７差の３位磐田を逆転してプレーオフに進むのが理想のシナリオだ。
 
ポイント３）終盤戦のキープレーヤーは？
森本貴幸
 
　３試合連続ゴールと、ここにきてエンジン全開だ。37節の大分戦では同点に追いつかれた直後に、強烈なミドルで勝ち越し点を奪う文字通りの決定的な働きでチームを３連勝に導いた。勝負どころでのこの爆発は、チームにとって頼もしい限りだ。
 
　また、ベンチに甘んじているケンペス、井出、山中、ジャイールといった多士済々を上手く活用できれば、大きなプラスアルファとなる。
 
ポイント４）累積警告や負傷者などの懸念材料は？
 
　GKの岡本が離脱中だが、そのほかに欠場を余儀なくされるほどの故障者はなく、ほぼフルメンバーで戦えている。懸念材料は、ベスト４に勝ち上がった天皇杯との掛け持ちか。11月26日の天皇杯準決勝から同30日の昇格プレーオフ第１戦まで中３日のスケジュール。特に守備陣は選手層が厚いとは言えないだけに、どう折り合いをつけるかがポイントだ。
 
ポイント５）残り５試合で鍵を握りそうな対戦相手は？
39節・磐田（H）、41節・富山（H）、42節・讃岐（A）
 
　なんといっても、39節の磐田戦だ。前回対戦では力の差を見せつけられる０-２の完敗だったが、ここで叩けばチームのムードも一気に高まり、ラストスパートの勢いもつく。
 
　細心の注意を払うべきなのが、富山、讃岐との連戦。下位だからといって隙が生じれば、足をすくわれる。いずれにしても、集中と緊張を切らさず、一つひとつ大事に戦っていくことが肝要だ。
 
文：本田健介（週刊サッカーダイジェスト）