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「乱入者より存在感がない」「指揮官は賭けに負けた」CL決勝で敗れたトッテナムと負傷明けのエースに辛辣評価!

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年06月02日

明暗がくっきりと分かれた両エース

試合中にポチェティーノ監督からアドバイスを受けるケイン。怪我から復帰したばかりで、明らかに身体が重そうだった。 (C) Getty Images

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 現地時間6月1日、スペインの首都マドリードで開催されたチャンピオンズ・リーグ決勝で、リバプールがトッテナムを2-0で下し、晴れて欧州王者の座を射止めた。

 11年ぶりのイングランド勢対決とあって、英メディアの関心は非常に高かった。1年前の雪辱を果たしたリバプールの戦いぶりが称えられる一方で、トッテナムの出来については手厳しい意見が集まっている。

 そのターゲットとなっているのがこの試合で4月9日以来、およそ2か月ぶりに先発に名を連ねたハリー・ケインだ。CL準々決勝第1レグのマンチェスター・シティ戦で左足首の靭帯を損傷し、一時は今季絶望的とも言われたが、指揮官マウリシオ・ポチェティーノは復帰を待ち続け、天王山の戦いで主砲の起用を決断。だが、敗北という結果を受けて、このジャッジを批判する声が高まっているのだ。

 英紙『The Telegraph』は「監督は賭けに負けた。ケインはピッチ上でしおれ切っていた」と口火を切り、ケインを含めたチーム全体を辛辣に評した。

「サラーが仕事をしたのに対し、ケインは責務を全うできなかった。同じく負傷明けで起用されたフィルミーノに対して、ユルゲン・クロップは早々に見切りをつけたのに、ポチェティーノはそれができなかった。そしてトッテナムの前には巨大な壁、フィルジル・ファン・ダイクがいた。ケインはピッチ上で厄介な存在になれなかったのだ。

 もちろんケインだけではないが、マドリードの暑さにやられたトッテナムは体力を奪われているように見え、錆びついているかのようだった」

 また、『Daily Mail』紙は「今日のチームは本来のトッテナムではなく、彼は“ケイン”でもなかった。前半でわずか11回のボールタッチ。チャンスにも恵まれなければ創出もしていない」とバッサリ。中東テレビ局『beIN SPORTS』のCL決勝中継に参加していたアーセン・ヴェンゲルとジョゼ・モウリーニョも「ケインは隠れてしまっていた」「本来のダイナミックなプレーが封じられた原因だ」と指摘している。

 さらに、試合を観戦していたファンからも「(18分にピッチに入り込んだ)乱入者より存在感がない」「ポチェのことは好きだけど今日の起用はどうなんだ?」「(準決勝でハットトリックをした)ルーカス・モウラを使うべきだった」「今日は2回しか姿を見なかったな」など、批判的な論調が相次いだ。

 もちろん、英国内でも「ファン・ダイクが素晴らしかった結果だ」「ケインだけの問題ではない」「負傷明けでは無理もない……」といった同情の声も寄せられている。とはいえ期待値の高さを考えれば、トッテナム史上最大のビッグステージで1点も奪えなかったのだから、エースとして立つ瀬がない。しばらくは厳しい意見に晒されそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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