「再び訪れたチャンスにワクワクしている」
来る6月1日に欧州サッカーを締めくくる大一番、チャンピオンズ・リーグ(CL)の決勝がマドリードで開催される。
トッテナム・ホットスパーとリバプールの顔合わせとなった今シーズンのファイナルは、クリスチアーノ・ロナウドやウェイン・ルーニーを擁したマンチェスター・ユナイテッドがチェルシーを破った2007-08シーズン以来となるイングランド勢対決でもあり、例年にも増して注目を集めている。
そんなファイナルに並々ならぬ闘志を燃やしているのが、リバプールの熱血監督ユルゲン・クロップだ。
実はクロップは過去2度、CL決勝の舞台で指揮を執った経験がある。1度目はドルトムントを率いた2012-13シーズンにバイエルンとの同国対決、そして昨シーズンにはレアル・マドリーと相対した。しかし、結果はいずれも敗戦。悔し涙を呑んできた。
つまりクロップにとって今回のCL決勝は、“3度目の正直”を目指す戦いとなる。昨シーズンに続いてファイナルの舞台に上がる51歳のドイツ人指揮官は、28日に行なわれた記者会見において「私だけじゃなくチームの全員が再び訪れたチャンスにワクワクしている」と語っている。
「我々は昨年もチャンピオンズ・リーグの決勝を戦って、4年前にも(ヨーロッパリーグ)決勝を戦った。それからあらゆる経験を積んでいる。ここまで我々は上手く感情をコントロールしてきたし、今は純粋にワクワクしている。このチャンスが訪れたことを喜んでいる」
トッテナム・ホットスパーとリバプールの顔合わせとなった今シーズンのファイナルは、クリスチアーノ・ロナウドやウェイン・ルーニーを擁したマンチェスター・ユナイテッドがチェルシーを破った2007-08シーズン以来となるイングランド勢対決でもあり、例年にも増して注目を集めている。
そんなファイナルに並々ならぬ闘志を燃やしているのが、リバプールの熱血監督ユルゲン・クロップだ。
実はクロップは過去2度、CL決勝の舞台で指揮を執った経験がある。1度目はドルトムントを率いた2012-13シーズンにバイエルンとの同国対決、そして昨シーズンにはレアル・マドリーと相対した。しかし、結果はいずれも敗戦。悔し涙を呑んできた。
つまりクロップにとって今回のCL決勝は、“3度目の正直”を目指す戦いとなる。昨シーズンに続いてファイナルの舞台に上がる51歳のドイツ人指揮官は、28日に行なわれた記者会見において「私だけじゃなくチームの全員が再び訪れたチャンスにワクワクしている」と語っている。
「我々は昨年もチャンピオンズ・リーグの決勝を戦って、4年前にも(ヨーロッパリーグ)決勝を戦った。それからあらゆる経験を積んでいる。ここまで我々は上手く感情をコントロールしてきたし、今は純粋にワクワクしている。このチャンスが訪れたことを喜んでいる」
さらにクロップは、ウクライナのキエフでマドリーに完敗(1-3)を喫した昨シーズンの決勝後を振り返りつつ、次のようにチームを褒め称えた。
「あの決勝が我々に大きな影響を与えた。帰りのキエフ空港でのことは忘れもしないさ。列に並んでいたとき、全員が頭を下げて、がっかりしていたんだ。たくさんの異なる感情を抱いていた。でも、再びここまで来たんだ。ただただ信じられないね。
準決勝のバルセロナ戦の第1レグから第2レグまでの約1週間で我々のことを信じている人なんて誰もいなかった。でも、それを覆したんだ。それこそが、いま、我々がここにいる理由で、まさにセンセーショナルな状況なんだ」
記者会見で「キャリア最高の瞬間」を問われた際にクロップは、「2004年にマインツがブンデスリーガ1部に昇格した時だね。あの時の私たちにはお金がなかったからね。ただ、チャンピオンズ・リーグで優勝したら考え直すよ(笑)」と饒舌に返してみせた。
果たして、クロップは、チーム、そして何より自身にとって悲願であるビッグイヤーを掲げることができるのか――。世界が注目する大一番が刻一刻と迫っている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
「あの決勝が我々に大きな影響を与えた。帰りのキエフ空港でのことは忘れもしないさ。列に並んでいたとき、全員が頭を下げて、がっかりしていたんだ。たくさんの異なる感情を抱いていた。でも、再びここまで来たんだ。ただただ信じられないね。
準決勝のバルセロナ戦の第1レグから第2レグまでの約1週間で我々のことを信じている人なんて誰もいなかった。でも、それを覆したんだ。それこそが、いま、我々がここにいる理由で、まさにセンセーショナルな状況なんだ」
記者会見で「キャリア最高の瞬間」を問われた際にクロップは、「2004年にマインツがブンデスリーガ1部に昇格した時だね。あの時の私たちにはお金がなかったからね。ただ、チャンピオンズ・リーグで優勝したら考え直すよ(笑)」と饒舌に返してみせた。
果たして、クロップは、チーム、そして何より自身にとって悲願であるビッグイヤーを掲げることができるのか――。世界が注目する大一番が刻一刻と迫っている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部