「ドルトムントの戦力ではない」
現在、ブンデスリーガのドルトムントから、トルコのベジクタシュに今季限りの期限付きで加入しているMF香川真司。契約期間が6月末までなことから、来シーズンの行方に関心が寄せられている。
ベジクタシュ側は、香川の完全移籍を希望していると報じられている(トルコ紙『Fanatik』)。だが、現地メディア『TURKS VOETBAL』によれば、ドルトムントが香川の“売却”に請求したのは1200万ユーロ(約15億6000万円)であり、「とてもベジクタシュに支払える金額ではない」とお手上げの様相だ。
「我々は今シーズンのように、トルコの1部リーグで日本人スタープレーヤーの活躍する姿を見ることは叶わないだろう。ドルトムントから借り受けた香川を買い取りたいという意向のあるベジクタシュだが、ドイツのトップチームは、香川の買い取りに1200万ユーロを要求した。この金額はこのクラブが支払える金額では到底なく、香川との交渉は深い水の底に沈んだ」
ベジクタシュ側は、香川の完全移籍を希望していると報じられている(トルコ紙『Fanatik』)。だが、現地メディア『TURKS VOETBAL』によれば、ドルトムントが香川の“売却”に請求したのは1200万ユーロ(約15億6000万円)であり、「とてもベジクタシュに支払える金額ではない」とお手上げの様相だ。
「我々は今シーズンのように、トルコの1部リーグで日本人スタープレーヤーの活躍する姿を見ることは叶わないだろう。ドルトムントから借り受けた香川を買い取りたいという意向のあるベジクタシュだが、ドイツのトップチームは、香川の買い取りに1200万ユーロを要求した。この金額はこのクラブが支払える金額では到底なく、香川との交渉は深い水の底に沈んだ」
一方、ドイツ紙『ROTENBURGER RUNDSCHAU』によれば、香川の保有元であるドルトムントは、来季の攻撃陣の主力としてエースのマルコ・ロイス、現在エールディビジのウィレムⅡにレンタルしているアレクサンダー・イサク、そしてボルシアMGのトルガン・アザールを考えているという。
トルガンとはすでに個人間合意にこぎつけており、残すはクラブ間合意のみのようだ。リュシアン・ファーブル監督の希望に近い補強が可能になることから、「香川は戦力に数えられておらず、去るのは確実である」と報じている。
では、香川はどこへ向かうのか。これまでにプレミアリーグやブンデスリーガなどのクラブが興味を持っていると言われているが、本人は以前からスペインでのプレーを希望している。
トルコ・リーグは今週末に最終節を迎える。1試合を残して長友佑都が所属するガラタサライが優勝を決めており、現3位のベジクタシュはヨーロッパリーグ(EL)出場権を確保している。ホームにカスムパシャを迎えるこの一戦が、香川のトルコでのラストマッチとなるのか――。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部