「リベロのポジションではなかったが…」EL準決勝で奮戦した“ボランチ”長谷部誠を現地メディアは再評価

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年05月11日

次なる目標はCL出場権の確保

中盤で好守にわたってバランサーとして機能した長谷部。試合後、 サポーターへの感謝を口にした。(C) Getty Images

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 文字通りの奮戦だった。

 現地時間5月9日、ヨーロッパリーグ(EL)の準決勝第2レグが開催され、長谷部誠が所属するフランクフルトはチェルシーと対戦。90分を戦い1-1で、アグリゲートスコアでも2-2で並んだため、延長戦に突入するも勝負は決しず。PK戦で3-4で敗れ、決勝進出の夢は絶たれた。

 長谷部誠は、ボランチで延長戦含む120分のフル出場。敵地スタンフォード・ブリッジで格上に果敢に挑んだチームを攻守に渡って支えた。PK戦に敗れた直後は、さすがに呆然とした様子だったが、試合後のインタビューにはベテランらしく冷静に応じ、ファンへの感謝を述べた。

「とてもがっかりしていますが、それよりもなおこのチームと、そしてサポーターを誇りに思います。悲観的になる必要はないし、満足はしていないけれど、誇らしいことには変わりません。ロッカールームでは皆俯いていたけれど、監督には“頭を上げよう”と言われました。この失望はとても大きい。でも、僕らの手には可能性が残されている。試合はあとふたつあります。

 この試合ではまた怪我人が出たし、みんな疲れていますが、何人かのチームメイトは復帰したし、どんなことだって可能だと思う。僕らに必要なのはほんのわずかな運で、マインツとバイエルン戦では全力で戦う自信がある。そして、それはファン無しには語れないことです。彼らがいなかったら、僕らはここに到達していない。本当に、素晴らしいサポーターです」

 そう語った長谷部に対して、第1レグでは及第点を与えたものの「リベロの位置にいるほどの価値はなかった」と評したフランクフルトの地元紙『Frankfurter Rundschau』は、第2レグでは、得点者のルカ・ヨビッチらと同等の「良い」評価を与え、このように綴った。

「第1レグ同様に、リベロのポジションではなかったが、中盤には数々の大きな“穴(スペース)”が存在したため、長谷部はそれを埋めるために走り回っていた。試合の流れを手にするためにパスを散らす際、少しロングボールに頼ってしまったきらいはあるが、”ゴールライン上のクリア”でセサル・アスピリクエタのゴールを防ぐなどのプレーは見事」

 戦いを終えたフランクフルト指揮官のアディ・ヒュッターは試合後、「いいフットボールを国際舞台で見せてくれた選手たち、このチームを誇りに思っている」と語った。そして、「狙うべきものはまだ残っている」と強調した。

 ブンデスリーガは、残り2試合。チャンピオンズ・リーグ(CLの)出場権を得られる4位以内を確保するため、フランクフルトは5月12日に行なわれるマインツ戦で勝利が求められる。

 長谷部は、残った”希望”を掴むことができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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