風間監督も認める名古屋の「心臓部」。ジョアン・シミッチは何が凄いのか?

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年05月10日

「沖縄キャンプでファーストタッチを見ただけで、『もう大丈夫』と思った」と風間監督

正確なパスでチャンスを演出するだけでなく、自らも2ゴールと結果を残している。写真:滝川敏之

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 6勝2分2敗で2位につける名古屋グランパスで、ひと際存在感を放っている選手がいる。今季加入したボランチ、ジョアン・シミッチその人だ。
 
 ここまでのリーグ戦10試合すべてにフル出場し、リーグトップのパス数938本を記録。その成功率も85.9パーセントと高く、なおかつリーグ2位となる8つのインターセプトを積み重ねた。文字通り「心臓部分」(風間八宏監督)として好調なチームを牽引しているのだ。
 
 では、このブラジリアンは、一体何が”凄い”のか。スポーツチャンネル『DAZN』(ダゾーン)のJリーグプレビューショーで、指揮官が明かした。
 
「一番初めに沖縄のキャンプで最初のファーストタッチを見ただけで、『もう大丈夫』と思いましたね」
 
 そう切り出した風間監督が、もっとも評価するのは「速さ」だという。

「何が速いかと言えば、止めることがすごく正確で、次のプレーがすぐに決まっている。それで(周りが)見えているということも含めて、凄く速い選手だなと」
 
 つまり、プレーの判断が抜群に速いのである。長短のパスで攻撃を操るボランチは、どの試合でも配球に淀みがない。滑らかにビルドアップに加わり、ここぞという急所に縦パスを通す。たとえ相手が潰しに来ようとも、「ボールを受ける前の判断」を意識して、そのプレッシャーを無効化する。

 本人も「サッカーは判断をいかに早くするかで勝負が決まります。ボールを来てから考えるのではなく、その前に何をすべきか判断することが重要です」と語るように、準備の段階で相手の対応を見切っているのだろう。なおかつ、「心がけているのは無意味なパスを出さないこと」「ただパスを出すだけでは何も生まれません。すべてを見ながらパスの質を合わせています」と、パスの質にもこだわりを持っているという。

 また、このボランチの存在は、メンタル面でもチームに好影響を及ぼしているようだ。「自分の足りないところを補うために必死で(練習から)プレーしている姿は、自分もやらなきゃならないと思わせる」と証言するのは、ボランチでコンビを組む米本拓司である。
 
 あらゆる面で"軸"と言えるJ・シミッチは、風間スタイルに好印象を抱いており、「常に攻撃的でボールを保持するサッカーがしたいので、そういうチームでプレーすることができてすごく幸せだと思っています」と笑顔を隠さない。今週末に行なわれる11節の浦和レッズ戦でも、その精巧な左足で名古屋の攻撃を牽引してくれるだろう。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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