「非の打ち所がなかったのに」
ナポリは4月28日、セリエA第34節でフロジノーネに敵地で2-0と勝利した。同じ日の試合でミランが敗れたことで、来シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)出場(4位以内)が確定。クラブは公式ツイッターで「10年連続で欧州の舞台を戦うイタリアで唯一のチーム」と誇った。
だが、カルロ・アンチェロッティ監督が就任した今シーズンのナポリは、CLグループステージ敗退に加え、コッパ・イタリアやヨーロッパリーグでもベスト8で敗退。また、リーグ戦では優勝したユベントスに18ポイントも離され、不本意な結果に終わったとの見方も少なくない。
それだけに、一部のサポーターは不満を募らせている。フロジノーネ戦の前には、クラブやアンチェロッティ監督を批判する横断幕が本拠地サン・パオロの外などに掲げられた。
さらに、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、試合後には、ホセ・マリア・カジェホンがスタンドに投げ入れたユニホームが、サポーターに投げ返されるという“事件”も発生した。カジェホンはこの日、ナポリでの通算300試合出場を達成していた。
報道によれば、同じくスタンドに投げ入れられたファビアン・ルイスのユニホームは、別のサポーターが受け取っている。決定機を外す場面もあったカジェホンに対する不満から、ファンはユニホームを受け取らなかったのだろうか。
ただ、選手のユニホームをファンが投げ返すというのは、穏やかではない。カルロ・アンチェロッティ監督は「選手たちは落胆していたよ。私も驚いている」と、サポーターの行動を嘆いた。
「この選手たちを責めるにしても、プロ意識の高さや努力を責めることだけはできないはずだ。今シーズンだけじゃない。彼らは近年、非の打ち所がなかった。まったく驚きだよ」
だが、カルロ・アンチェロッティ監督が就任した今シーズンのナポリは、CLグループステージ敗退に加え、コッパ・イタリアやヨーロッパリーグでもベスト8で敗退。また、リーグ戦では優勝したユベントスに18ポイントも離され、不本意な結果に終わったとの見方も少なくない。
それだけに、一部のサポーターは不満を募らせている。フロジノーネ戦の前には、クラブやアンチェロッティ監督を批判する横断幕が本拠地サン・パオロの外などに掲げられた。
さらに、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、試合後には、ホセ・マリア・カジェホンがスタンドに投げ入れたユニホームが、サポーターに投げ返されるという“事件”も発生した。カジェホンはこの日、ナポリでの通算300試合出場を達成していた。
報道によれば、同じくスタンドに投げ入れられたファビアン・ルイスのユニホームは、別のサポーターが受け取っている。決定機を外す場面もあったカジェホンに対する不満から、ファンはユニホームを受け取らなかったのだろうか。
ただ、選手のユニホームをファンが投げ返すというのは、穏やかではない。カルロ・アンチェロッティ監督は「選手たちは落胆していたよ。私も驚いている」と、サポーターの行動を嘆いた。
「この選手たちを責めるにしても、プロ意識の高さや努力を責めることだけはできないはずだ。今シーズンだけじゃない。彼らは近年、非の打ち所がなかった。まったく驚きだよ」
『Sport Mediaset』のアンケートでは、8000人以上のユーザーのうち、55パーセントがこのサポーターの行動は「正しくない」と支持しなかった。
ちなみに、ナポリの先制点をあげたドリース・メルテンスは、セリエAで通算81点目をマーク。クラブのレジェンド、ディエゴ・マラドーナに並び、歴代3位タイに浮上している。
そのメルテンスは、カジェホンのユニホームが投げ返された際、サポーターに「なぜだ?」と説明を求めていたという。熱狂的なことで知られるナポリのファンは、シャツを投げ返した“仲間”の行動をどう思っているのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
ちなみに、ナポリの先制点をあげたドリース・メルテンスは、セリエAで通算81点目をマーク。クラブのレジェンド、ディエゴ・マラドーナに並び、歴代3位タイに浮上している。
そのメルテンスは、カジェホンのユニホームが投げ返された際、サポーターに「なぜだ?」と説明を求めていたという。熱狂的なことで知られるナポリのファンは、シャツを投げ返した“仲間”の行動をどう思っているのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部