ユーベがCLで敗退し、ナポリもEL敗退が決定
ナポリは現地時間4月18日、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝第2レグでアーセナルに0-1と敗北。2試合合計スコアで0-3と上回られ、ベスト8敗退が決定した。
イタリア・サッカー界にとっては、この一週間は落胆続きだ。16日にはユベントスがチャンピオンズ・リーグ(CL)準々決勝で若きオランダの雄アヤックスの前に沈み、その2日後にはナポリもEL敗退。これで今シーズンの欧州カップ戦のベスト4に、イタリア勢は1チームも勝ち進むことができなかったことになる。
セリエAは今季、欧州の舞台に7チームを送り出した。だが、彼らは次々と敗れた。
まず、アタランタがEL予選のプレーオフで敗退。CL決勝トーナメント1回戦では、ローマがポルトガルの強豪ポルトに屈した。ELに参加したミランはまさかのグループステージ(GS)敗退。GSを突破したラツィオも決勝トーナメント1回戦でセビージャに敗れ、CLで敗退しELに回ったインテルも、ラウンド・オブ・16で長谷部誠所属のフランクフルトの前に散った。
そして、CLとELで優勝候補の一角と目されたユベントスとナポリさえもベスト8で大会を去り、イタリア勢は指をくわえて両大会の準決勝を見ることとなった。
イタリア・サッカー界にとっては、この一週間は落胆続きだ。16日にはユベントスがチャンピオンズ・リーグ(CL)準々決勝で若きオランダの雄アヤックスの前に沈み、その2日後にはナポリもEL敗退。これで今シーズンの欧州カップ戦のベスト4に、イタリア勢は1チームも勝ち進むことができなかったことになる。
セリエAは今季、欧州の舞台に7チームを送り出した。だが、彼らは次々と敗れた。
まず、アタランタがEL予選のプレーオフで敗退。CL決勝トーナメント1回戦では、ローマがポルトガルの強豪ポルトに屈した。ELに参加したミランはまさかのグループステージ(GS)敗退。GSを突破したラツィオも決勝トーナメント1回戦でセビージャに敗れ、CLで敗退しELに回ったインテルも、ラウンド・オブ・16で長谷部誠所属のフランクフルトの前に散った。
そして、CLとELで優勝候補の一角と目されたユベントスとナポリさえもベスト8で大会を去り、イタリア勢は指をくわえて両大会の準決勝を見ることとなった。
イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、ナポリのカルロ・アンチェロッティ監督は試合後の記者会見で欧州のトップクラスとの違いを問われると、「選手補強や投資をどれだけできるか、莫大な売上を記録できるかどうかが特に大きい」と、経済力の違いを指摘している。
「その点で、ユベントスが敗退したことはサプライズだ。だが、それはひとつの偶然でもあり、繰り返されることはないように思う。一方で、我々ナポリは自分たちの実力以上を出さなければいけない。若手に投資をしながらね」
また、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長はこの日の試合前に、今大会まれにみる激戦となった前日のCL準々決勝第2レグ、マンチェスター・シティ対トッテナムの一戦を例にあげ、「あれこそがサッカーだ。イタリアは時代遅れだよ」と警鐘を鳴らしている。
「イタリアのチームは、プレーを楽しんでいないかのようだ。我々では、昨日(シティ対トッテナム)のような”ショー”を繰り返すことなどできないだろうね。イタリアでは戦術を隠れ蓑にしてしまうからだ。イングランド勢と対戦する時に本当に危険なのはそこなんだよ」
セリエAの衰退が叫ばれて久しい。クリスチアーノ・ロナウドというスーパースターがやってきたイタリア、そしてセリエAは、来季こそ復権を果たすことができるのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部