• トップ
  • ニュース一覧
  • 【なでしこ】「すべてがチームの糧になる」W杯前最後の遠征で未勝利も指揮官が前を向くワケ

【なでしこ】「すべてがチームの糧になる」W杯前最後の遠征で未勝利も指揮官が前を向くワケ

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年04月10日

W杯開幕まで残り2か月。大会前最後の遠征は1分1敗...

今遠征では2試合で5失点。ただ、2失点を喫したこのドイツ戦は改善の跡が見られた。(C)Getty Images

画像を見る

 現地時間4月9日、日本女子代表はドイツと親善試合を行ない、2-2で引き分けた。

 世界ランク2位の相手に対し、同7位のなでしこジャパンは序盤から守勢に回る展開となり、自陣で相手の攻撃を跳ね返す回数が多くなった。それでも、4日のフランス戦で3失点した守備陣が奮戦。最後の局面で身体を張り、無失点で凌いでいく。

 そして、ここまで攻撃陣はチャンスをまるで作れていなかったなかで、長谷川唯が魅せる。35分、相手GKアルムト・シュルトが自陣でパスの出し所を誤ると、無人のゴールにダイレクトでシュート。左足から放たれた一撃はネットに吸い込まれ、劣勢だった日本が先制に成功する。

 だが、後半の立ち上がりに左サイドのスペースを使われると、ゴール前で競り勝てずに失点。69分に再び相手GKのミスから途中出場の横山久美の得点で勝ち越すが、72分に再び同点に追い付かれてゲームを終えた。
 
 試合後、高倉麻子監督はフラッシュインタビューに登場。「ミスを突いてよく先制をしてくれました。でも、後半は自分たちの集中力が切れて、ミスが続いたことでやられてしまった」と反省の弁を口にした。

 ただ、収穫がなかったわけではない。自分たちが7本に対し、相手が24本のシュートを放ったなかで守備面を評価。とりわけ前半は狙いを持ったプレスでボールを奪う場面もあり、「全体的に守備の形、ラインアップは高い意識でやれた」とフランス戦で露呈した守りの課題が改善できたことに胸を張った。

 選手たちも手応えを得たようで、主将の熊谷紗希は「前半は狙った守備ができていて、相手の攻撃をはめることができていた」とコメント。長谷川も「今日は意外と守備でやりたいところがやれていた」と、2失点をした状況でも光明を見出していた。

 ただ、6月に幕を開けるワールドカップを想定すると、不安が残ったのも事実。大会前最後の遠征は2試合で1分1敗。得点は3つで失点は5を数えた。指揮官も現状に危機感を抱いており、「すべてがチームの糧になると思うので、一つひとつのプレーを振り返りながらやっていきたい」と本番を見据えて修正を図る意向を示している。

 今回の欧州遠征で出た課題をどう解決していくのか。残された時間はあと2か月しかない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【関連記事】
【なでしこ速報】世界ランク2位のドイツとドロー。W杯前最後の遠征を1分1敗で終える
【なでしこ】欧州遠征初戦は1-3で敗北。一度は同点に追い付くもフランスに完敗...
「縦縞ユニ似合いますね」「可愛かった~」なでしこ鮫島彩が投稿した始球式動画にファン反響!
「お父さんに似てる!!」中村憲剛、末娘のキック画像公開に、なでしこ名DFも将来の代表入りを期待!?
「私たちはいちばん弱いんです」韓国女子代表のイ・ミナが母国メディアに不退転の決意!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ