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【東京V】怒号が飛んでも笑みを浮かべ… 昇格候補筆頭の古巣相手にキャプテン近藤直也が見せたベテランの味

カテゴリ:Jリーグ

海江田哲朗

2019年04月02日

前半に2点をリードするも水際の防衛戦が続く

古巣戦で、近藤(右)は東京Vのゲームキャプテンを務めた。柏のキャプテンはかつてJ1優勝の美酒をともに味わった大谷(左)だ。写真:滝川敏之

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[J2リーグ6節]3月30日/東京V2-0柏/味スタ
 
 ゲームが止まり、近藤直也はほどけた靴ひもを結び直していた。ピッチに腰を下ろし、ゆっくりと時間をかけて手を動かす。自陣のゴール付近、14年間過ごした古巣の柏サポーターからは怒号が飛んだが、近藤は笑みを浮かべながら軽く手を挙げて応えた。

 
 3月30日、18位の東京Vが2位の柏をホームに迎えた一戦。前半、相手の一瞬の隙を突いた東京Vが林陵平と小池純輝のゴールで2点のリードを奪い、ゲームは後半に入っていた。開始からほぼ一方的に攻めていた柏は、さらに攻勢を強めてきている。
 
「かなり押し込まれていたので、このあたりで少し時間をつくったほうがいいかなと。守備がバタバタすることのないように、チームを落ち着かせたかった」(近藤)
 
 いかにも経験豊富なベテランらしいゲームコントロールだ。相手は今季のJ2で昇格候補筆頭の柏である。勢いをまともに受け、少しの綻びから穴が生じれば、チームはたちまち崩れ、2点のアドバンテージなどすぐに消し飛ぶことを知っていた。
 
 55分、クリスティアーノの直接フリーキックは左上に外れ、59分の大谷秀和のボレーシュートはクロスバーを直撃。東京Vの水際の防衛戦は続いた。

「中央を締めつつ、向こうにはサイドでボールを持たせて放り込んできたクロスをはね返す。そのあたりは想定通りでした。中の守備には人数を割いていましたからね。柏の前線にはオルンガ選手という強い相手がいて、恐さもありましたが、うまく身体を当てながら対応できたと思います」
 
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