マンU選手御用達の人気店で…。

正式な監督就任決定の会見では、笑顔で「プレミアリーグのトロフィーをもう一度掲げたい」と意気込んだスールシャール。その交渉は、驚くほどスムーズに進んだようだ。 (C) Getty Images
現地時間3月28日、マンチェスター・ユナイテッドは暫定監督を務めていたオレ・グンナー・スールシャールが正式な監督に就任したことを、公式に発表した。
スールシャールは、昨年12月に前任者ジョゼ・モウリーニョが電撃解任されたことを受け、現役時代に慣れ親しんだクラブであるユナイテッドに復帰。すると、低迷していたチームは右肩上がりで調子を上げ、公式戦19試合で14勝2分3敗、勝率73.7パーセントという圧倒的戦績を残した。
この仕事ぶりが認められ、正式な監督に“昇格”を果たしたスールシャール。就任決定後に開かれた会見では、「いつも夢見ていた仕事。信じられないほど興奮している」と喜びを爆発させた。
そんな46歳の指揮官とユナイテッドの話し合いは、いかにして進んだのか。クラブの最終的な決定権を持つと言われるエド・ウッドワードCEOとの交渉の舞台裏を、英紙『The Sun』が紹介している。
スールシャールは、昨年12月に前任者ジョゼ・モウリーニョが電撃解任されたことを受け、現役時代に慣れ親しんだクラブであるユナイテッドに復帰。すると、低迷していたチームは右肩上がりで調子を上げ、公式戦19試合で14勝2分3敗、勝率73.7パーセントという圧倒的戦績を残した。
この仕事ぶりが認められ、正式な監督に“昇格”を果たしたスールシャール。就任決定後に開かれた会見では、「いつも夢見ていた仕事。信じられないほど興奮している」と喜びを爆発させた。
そんな46歳の指揮官とユナイテッドの話し合いは、いかにして進んだのか。クラブの最終的な決定権を持つと言われるエド・ウッドワードCEOとの交渉の舞台裏を、英紙『The Sun』が紹介している。
舞台となったのは、マンチェスター市内の高級イタリアンレストラン『Cibo』。昨年にオープンしたばかりだが、すでにユナイテッドの選手たちの御用達となっているこの人気店で、クラブの命運がかかった話し合いは行なわれたようだ。同紙は、次のように綴っている。
「ウッドワードCEOは、ユナイテッドの新しい指揮官と洒落たイタリアンレストランで契約を結んだ。彼らは、イカやエビなどの魚介系フライ料理と牛肉のラーグパスタに舌鼓を打ち、そして220ポンド(約3万円)のドンペリニヨンで喉を潤しながら話し合った。
ウッドワードが、申し分のないサービスと本格的なイタリア料理を楽しめる同店で取引を行なったのは正解だった」
同紙によれば、「スムーズに進んだ」という交渉は約3時間で決着。その瞬間の様子を、店内にいた“目撃者”はこう話している。
「彼らは食事をしながら、静かに話し合っていた。でも、外に止めてあったベンツに乗る時には、両者とも笑顔で手を振り合っていたよ。雰囲気は悪いようには見えなかった」
「Cibo」のウェブサイトには、「友人との夜、家族との夜、そしてロマンチックな夜にも対応いたします」という売り文句が掲載されているが、スールシャールを口説き落とすために、雰囲気のあるこの店を選んだウッドワードのセンスは、見事であったという他ないだろう。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部