ロイスの登場で攻撃に勢いが生まれる
サッカー界は代表ウィークに入り、3月20日(現地時間)には国際親善試合でドイツ代表がヴォルフスブルクでセルビア代表と対戦、1-1で引き分けている。
今月5日に、フンメルス、ボアテング、ミュラーといった、長年、代表チームを支えてきた選手を今後は招集しないと発表したことで、議論を巻き起こしたドイツ代表。気になるこの試合のスタメンには、以下の顔ぶれを揃えてきた。
GK:ノイアー
DF:クロスターマン、ター、ジューレ、ハルステンベルク
MF:キミッヒ、ギュンドアン、ハベルツ
FW:ブラント、ザネ、ヴェルナー
試合は、開始1分でクロスターマンが20メートル弱の位置から最初のシュートを放ち、直後にはハベルツもゴールを狙うが、GKドミトロビッチの牙城を崩せない。
ドイツは序盤からボールを支配するも、敵陣の浅い位置で無難なパスに終始し、なかなか効果的な縦パスが入らない。時折、ゴール前にボールを入れても、連動性も欠け、組織のしっかりしたセルビアの守備陣にはね返される。
今月5日に、フンメルス、ボアテング、ミュラーといった、長年、代表チームを支えてきた選手を今後は招集しないと発表したことで、議論を巻き起こしたドイツ代表。気になるこの試合のスタメンには、以下の顔ぶれを揃えてきた。
GK:ノイアー
DF:クロスターマン、ター、ジューレ、ハルステンベルク
MF:キミッヒ、ギュンドアン、ハベルツ
FW:ブラント、ザネ、ヴェルナー
試合は、開始1分でクロスターマンが20メートル弱の位置から最初のシュートを放ち、直後にはハベルツもゴールを狙うが、GKドミトロビッチの牙城を崩せない。
ドイツは序盤からボールを支配するも、敵陣の浅い位置で無難なパスに終始し、なかなか効果的な縦パスが入らない。時折、ゴール前にボールを入れても、連動性も欠け、組織のしっかりしたセルビアの守備陣にはね返される。
そして12分、セルビアは最初のチャンスとなったCKで、リャイッチが入れたボールをニアでマクシモビッチがフリックすると、フリーのヨビッチが力強いヘッドでノイアーの守るゴールを破った。
リードを許したドイツの最初の決定機は22分。敵陣でのギュンドアンのボール奪取から、ハベルツのスルーパスを受けたヴェルナーが決定的なシュートを放つが、ドミトロビッチにブロックされる。
さらに37分には、右サイドを抜け出したクロスターマンのマイナスの折り返しを中央でハベルツが合わせると、ボールはゴール前のヴェルナーの元に転がるが、この至近距離のシュートもドミトロビッチにはね返された。
一方のセルビアは、ドイツの攻撃をしのぎながら、時折、反撃に転じてゴールに迫る。25分にルカビナの右からの持ち込みからヨビッチが2度目の決定機を迎え、41分にはリャイッチがペナルティーエリア内で完全フリーのシュート、さらに44分にもFKでの競り合いからミレンコビッチがフリーで押し込むなど、ホームチームを超える数の好機を創出する。
前半を1点ビハインドで終えたドイツ。笛が鳴った瞬間、スタジアムはブーイングに包まれた。
後半、最初のチャンスを作ったのはアウェーチームで、カウンターからラゾビッチがフリーでフィニッシュまで持ち込むが、浮かせたシュートはクロスバーを越える。
マークが緩くなったところを突かれて肝を冷やしたドイツは、しかしここから攻勢を強め、ハベルツに代わって登場したロイスを軸に、次々に相手ゴールへ迫っていく。
59分にエリア内での鋭いドリブルからロイスが決定的なシュート、64分にハルステンベルクのクロスを受けてザネがフリーでのヘッド、さらに直後には素早い連係からザネのヒールパスを受けたギュンドアンがGKをかわして無人のゴールへシュートと、決定機の山を築く。
いずれもドミトロビッチをはじめとするセルビアDF陣の懸命の守りに阻まれたドイツだが、69分、相手の縦パスをギュンドアンがカットして左サイドのロイスへ。折り返しを受けたゴレツカ(ブラントと交代)が右足を振り抜いてゴール左隅に突き刺し、ようやく試合を振り出しに戻した。
さらに勢いを増したホームチームは、73分にザネが鋭い切り返しの一撃をドミトロビッチに浴びせる。前半も拙攻の続くチームの中で唯一、その突破力が相手にとって脅威となっていたザネは、77分には右のカットインからのシュートでも、相手ゴールを脅かした。
79分、ゴレツカのスルーパスからロイスが抜け出すも、飛び出したドミトロビッチにブロックされ、ドイツはチャンスを量産しながらも勝ち越すことができない。
守備では時折、セルビアの攻撃を受けるも、後半から登場した守護神テア・シュテーゲンを中心にしたDF陣が決定機を作らせなかったドイツは、アディショナルタイムにはザネへのファウルでパブコフが退場となり、数的優位を得たものの、残り時間でもゴールを奪うことはできずに試合を終えた。
ドイツはこの後、3月24日にEURO2020予選の初戦に臨み、昨年のネーションズ・リーグでは痛い目に遭った強敵オランダのホームに乗り込む。