冨安とアウォニーの視察が目的か
現地時間3月10日、ベルギー・リーグ第29節が行なわれ、シント=トロイデン(STVV)はアウェーのムスクロン戦を1-1のドローで終えた。
同リーグではレギュラーシーズン終了後、上位6チームが総当たり戦を行なうプレーオフ1(PO1)が開催される。そこで1位になったチームがリーグ優勝と認定され、上位チームにはチャンピオンズ・リーグ出場など欧州カップ戦への参加権などが付与される仕組みだ。5位のSTVVは、勝てば史上初となるPO1進出が決まる状況でこの試合を迎えた。
この重要なゲームに、鎌田大地と冨安健洋が先発出場。対戦相手はウインターブレーク後、7試合負けなしと好調のムスクロンとあってSTVVは守備に追われる局面が続いたが、15分に鎌田が先制ゴール。しかし、33分にタイオ・アウォニーの一撃で追いつかれ、試合はこのまま終了した。
STVVは5位から7位に転落したが、勝ち数の関係で最終節にヘントとの直接対決で勝利すればPO1進出が決まる状況となった。
ベルギー国内でも注目されたこの試合には、各国のスカウトが訪れていたという。ベルギーのサッカー専門メディア『VOETBAL belgie』が報じている。
同リーグではレギュラーシーズン終了後、上位6チームが総当たり戦を行なうプレーオフ1(PO1)が開催される。そこで1位になったチームがリーグ優勝と認定され、上位チームにはチャンピオンズ・リーグ出場など欧州カップ戦への参加権などが付与される仕組みだ。5位のSTVVは、勝てば史上初となるPO1進出が決まる状況でこの試合を迎えた。
この重要なゲームに、鎌田大地と冨安健洋が先発出場。対戦相手はウインターブレーク後、7試合負けなしと好調のムスクロンとあってSTVVは守備に追われる局面が続いたが、15分に鎌田が先制ゴール。しかし、33分にタイオ・アウォニーの一撃で追いつかれ、試合はこのまま終了した。
STVVは5位から7位に転落したが、勝ち数の関係で最終節にヘントとの直接対決で勝利すればPO1進出が決まる状況となった。
ベルギー国内でも注目されたこの試合には、各国のスカウトが訪れていたという。ベルギーのサッカー専門メディア『VOETBAL belgie』が報じている。
「好調ムスクロンとPO1進出目前のSTVVの熱戦は、国内のみならず国外からの興味もひいたようだ。
ベルギー国内からはヘンク、アンデルレヒト、アントワープのスカウトが訪れただけでなく、フランスからリーグ・アンのボルドー、レンヌ、2部のレンス、メッツの4クラブ。加えて、ドイツからはフランクフルト、マインツ、シュツットガルト、イングランド2部のブリストル・シティ、スイスのバーゼル、オランダのユトレヒトなどだ」
同メディアによれば、スカウトのお目当ては、ムスクロンにリバプールからレンタル移籍中のナイジェリア出身のFWアウォニー、そして冨安だったという。21歳のFWと20歳のCB、ふたりの逸材は度々マッチアップし、凌ぎを削った。
冨安には、今冬にもブレーメンなどからオファーが届いていたとされる。だがクラブ側が拒否。STVVのマルク・ブライス監督はその報道を認めたうえで、「良いオファーがあればクラブも引き留めないだろう。今のトミ(冨安の愛称)に1000万ユーロ以下のオファーはあり得ないとは思う」とコメントしている。
将来を嘱望される日本代表DFの去就とともに目が離せないのが、STVVにとって史上初のPO1進出が懸かったシーズン最終戦だ。ヘントとの大一番は、現地時間3月17日(日本時間18日2時)にSTVVのホームで行なわれる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部