最後の最後にドラマが!

経験の浅い若手FWを起用するなど、なりふり構わず攻めに出た結果が土壇場で実ったユナイテッド。ハンドによるPKという幸運ではあったものの、それを手繰り寄せたのも彼らの攻勢ゆえだ。 (C) Getty Images
現地時間3月6日、チャンピオンズ・リーグのラウンド・オブ16第2レグが開催され、 パリ・サンジェルマンとマンチェスター・ユナイテッドが対戦した。
オールド・トラフォードでの第1レグは2-0でパリSGが制していたなかで迎えたリターンマッチは、開始早々から激しく動いた。
先手を取ったのはアウェーチームだった。ホームでの第1レグに敗れて後がないユナイテッドは、2分、相手DFケーラーのバックパスを敵陣バイタルエリアでさらったルカクがエリア内に突進。最後は名手ブッフォンをかわして倒れ込みながらゴールへ流し込んだ。
これで一気に赤い悪魔が主導権を握るかに思われたが、フランスの絶対王者に焦りはなかった。10分後にあっさりと同点弾をねじ込むのだ。D・アウベスのエリア内右へのスルーパスに反応したエムバペがグラウンダーのボールを折り返すと、これをフリーで走り込んできたベルナトが豪快にフィニッシュした。
瞬く間に追いついたパリSGはそこから一気に攻勢を強めるとワンサイドゲームを展開。ヴェッラッティやディ・マリアを中心にした素早いパスワークでユナイテッドを翻弄し続ける。
しばらく劣勢に立たされたユナイテッドだったが、再び主砲が相手のミスを突く。30分、ラッシュフォードのミドルシュートをキャッチしにいったブッフォンがファンブル。これをルカクが押し込んだのだ。
トータルスコアで1点差としたユナイテッドは、果敢なフォアチェックで敵ボールを負って、局面では激しい肉弾戦を演じた。かたやパリSGは自由なパスワークが精彩を欠くようになっていき、試合は攻防戦の様相を呈するなかでハーフタイムを迎えた。
オールド・トラフォードでの第1レグは2-0でパリSGが制していたなかで迎えたリターンマッチは、開始早々から激しく動いた。
先手を取ったのはアウェーチームだった。ホームでの第1レグに敗れて後がないユナイテッドは、2分、相手DFケーラーのバックパスを敵陣バイタルエリアでさらったルカクがエリア内に突進。最後は名手ブッフォンをかわして倒れ込みながらゴールへ流し込んだ。
これで一気に赤い悪魔が主導権を握るかに思われたが、フランスの絶対王者に焦りはなかった。10分後にあっさりと同点弾をねじ込むのだ。D・アウベスのエリア内右へのスルーパスに反応したエムバペがグラウンダーのボールを折り返すと、これをフリーで走り込んできたベルナトが豪快にフィニッシュした。
瞬く間に追いついたパリSGはそこから一気に攻勢を強めるとワンサイドゲームを展開。ヴェッラッティやディ・マリアを中心にした素早いパスワークでユナイテッドを翻弄し続ける。
しばらく劣勢に立たされたユナイテッドだったが、再び主砲が相手のミスを突く。30分、ラッシュフォードのミドルシュートをキャッチしにいったブッフォンがファンブル。これをルカクが押し込んだのだ。
トータルスコアで1点差としたユナイテッドは、果敢なフォアチェックで敵ボールを負って、局面では激しい肉弾戦を演じた。かたやパリSGは自由なパスワークが精彩を欠くようになっていき、試合は攻防戦の様相を呈するなかでハーフタイムを迎えた。
後半、ホームで試合を決定づけたいパリSGがユナイテッドにトドメを刺しに前に出る。56分にはディ・マリアが鮮やかなループシュートでネットを揺らしたが、惜しくもオフサイドとなって消えた。
前半の立ち上がりと同様にパリSGに押し込まれたユナイテッドは、何とか状況を覆そうとルカクを起点に奮闘する。しかし、主力組を相次ぐ故障で欠いて「野戦病院」と化したチーム状況も足枷となり、効果的な交代策も講じられないまま、時間だけが淡々と過ぎていった。
追い上げたい終盤にユナイテッドは、いずれもCLデビューとなった19歳のチョン(80分)と17歳グリーンウッド(87分)と経験の浅いを若手を矢継ぎ早に送り出してなりふり構わない攻撃に打って出る。それでもパリSGの守りは堅く、彼らの勝ち抜けが決まった、かに思われたが、ゲーム終了直前にドラマは待っていた。
後半アディショナルタイム4分、ダロトのシュートをキンペンベが腕でブロック。これが一度は流されたが、VAR判定の結果、PKに覆って、この一大決定機をラッシュフォードが豪快に沈めたのだ。
土壇場で3点目を叩き込んでこの試合のスコアを3-1とし、2戦合計スコアでも3-3ながらアウェーゴールの差で上回ったユナイテッドは、残り時間に展開されたパリSGのパワープレーを凌ぎ切って勝利した。
第1レグで0-2と敗れてから逆転突破を決めるCL史上初のチームとなったユナイテッドは、2013-14シーズン以来5年ぶりのCLベスト8進出。一方、敗れたパリSGにとってはほぼ勝利を手中に収めていただけに悔やんでも悔やみきれない敗退となった。
前半の立ち上がりと同様にパリSGに押し込まれたユナイテッドは、何とか状況を覆そうとルカクを起点に奮闘する。しかし、主力組を相次ぐ故障で欠いて「野戦病院」と化したチーム状況も足枷となり、効果的な交代策も講じられないまま、時間だけが淡々と過ぎていった。
追い上げたい終盤にユナイテッドは、いずれもCLデビューとなった19歳のチョン(80分)と17歳グリーンウッド(87分)と経験の浅いを若手を矢継ぎ早に送り出してなりふり構わない攻撃に打って出る。それでもパリSGの守りは堅く、彼らの勝ち抜けが決まった、かに思われたが、ゲーム終了直前にドラマは待っていた。
後半アディショナルタイム4分、ダロトのシュートをキンペンベが腕でブロック。これが一度は流されたが、VAR判定の結果、PKに覆って、この一大決定機をラッシュフォードが豪快に沈めたのだ。
土壇場で3点目を叩き込んでこの試合のスコアを3-1とし、2戦合計スコアでも3-3ながらアウェーゴールの差で上回ったユナイテッドは、残り時間に展開されたパリSGのパワープレーを凌ぎ切って勝利した。
第1レグで0-2と敗れてから逆転突破を決めるCL史上初のチームとなったユナイテッドは、2013-14シーズン以来5年ぶりのCLベスト8進出。一方、敗れたパリSGにとってはほぼ勝利を手中に収めていただけに悔やんでも悔やみきれない敗退となった。