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本田圭佑、フル出場での奮闘もゴールに結びつかず…零封負けのメルボルン・Vは4戦未勝利に

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年03月02日

前半は鋭いシュートを2本放ったが…

前半は惜しいシュートを放った本田だが、後半は相手の守備に苦しんで決定的な場面を生み出すことはできなかった。 (C) Getty Images

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 3月2日、オーストラリア・Aリーグの第21節が行なわれ、メルボルン・ヴィクトリーは0-2でニューカッスル・ジェッツに敗れた。
 
 前節、メルボルン・シティとのダービーマッチを1-1で引き分け、直近3試合で未勝利(2分け1敗)となったメルボルン・Vは3位に転落。これ以上の足踏みは許されない状況で迎えた7位ニューカッスルとの一戦で、本田圭佑は2戦連続でのスタメン入りを果たした。
 
 メルボルン・ダービーでは序盤で10人になるという苦境のなかで、バーバルセスのゴールをアシスト、通算記録を6得点4アシストに伸ばした背番号4は、この試合では久々にキャプテンマークを腕に巻き、先頭でピッチに姿を現わした。
 
 メルボルン・Vは立ち上がりから攻勢に立ち、2分に右サイドを攻略して早くもチャンスを創出。定位置である右の中盤に入った本田も、積極的に攻撃に絡んでいく。彼は13分にクリアボールを拾い、ペナルティーエリア外から両チームにとって最初の枠内シュートを放った。
 
 本田はさらに21分、敵陣で自らプレッシャーをかけてボールを奪い、カウンターを発動させると、エリア手前でバーバルセスの横パスを受けて左足を一振。しかし、GKモスの好セーブによって先制ゴールは阻まれる。
 
 ボールポゼッションで大きく上回るメルボルン・Vは、19分にバーバルセスがエリア左に侵入して角度のないところから強烈なシュートで右ポストを叩いた他、幾度も相手の守備を崩してチャンスを迎えるが、フィニッシュはいずれもブロックされた。
 
 対するニューカッスルは、攻撃の頻度は低いものの、9分、12分とオドノバンが惜しいシュートを放ち、またメルボルン・VのDF陣が簡単にかわされてしまうということもあり、一度攻めると、ボールを繋いで敵陣深くに迫っていくことができる。
 
 そして34分、右のクロスをウガルコビッチが合わせ、ブロックされて右に流したところを、フリーのクトランビスが押し込んで、アウェーチームが先制ゴールを奪った。
 
 攻めながらもリードを許したメルボルン・Vは後半、やはりボールを支配し、47分にアテューが左サイドを突破してきわどいクロスを入れたり、本田が右からバーバルセスにラストパスを送ったりするが、フィニッシュには結びつかない。
 
 そのまま攻勢を維持するホームチームは49分、ブラウンのクロスをアテューが合わせてゴールネットを揺らしたが、ブラウンが抜け出した際にオフサイドポジションにいたとして、これは無効とされた。
 
 守りでは55分に逆襲を受けてペトラトスにきわどいシュートを浴びるなど、流れの良くないメルボルン・V。そのなかで前半同様に攻守で激しく上下動を繰り返す本田は、58分にアテューに縦パスを通して惜しいシュートを引き出す。
 
 62分に右サイドを抜け出したルクスの折り返しをバーバルセスがダイレクトで叩くというチャンスを迎えたメルボルン・Vは、たびたびサイドからクロスをゴール前に送るものの、相手DF陣を慌てさせるには至らない。
 
 バーバルセスは角度のないところから強引にシュートを放ち、本田はドリブルから左足を振り抜くが枠外。69分、カウンターでバーバルセスがボールをエリア内まで運び、右に流れながらフィニッシュに持ち込むも、これも相手DFにブロックされる。
 
 時折、逆襲を受け、オドノバンにエリア内でフリーでのシュートを許したり、危険な位置でFKを与えたりと、さらなる失点の危険にさらされながらもゴールを狙うホームチームは78分、カウンターでアントニスのラストパスに飛び出し、本田が頭で合わせるが、ボールはわずかにゴール右外に逸れていく。
 
 終盤に入り、さらに攻勢を強めた83分には、波状攻撃からの混戦でゴール前のインガムの前にボールがこぼれるが、これもニューカッスルDF陣の必死のクリアに遭い、どうしてもゴールを破れない。
 
 87分に逆襲からペトラトスに決定的なシュートを浴びながら、GKトーマスの好守でピンチをしのいだメルボルン・Vだが、相手の守備ブロックを崩すことはできず、アディショナルタイムにはDFドナキーが退場という次戦に響くダメージを残し、さらに95分にペトラトスの弾丸ライナーでダメを押されて試合を終えた。
 
 4戦未勝利となったメルボルン・V。8節ブリスベン・ロア戦以来のフル出場を果たした本田も、悪い流れを変えることはできなかった。
 
 メルボルン・Vは来週よりアジア・チャンピオンズリーグの戦いに突入し、5月3日にホームで大邱FC、12日にサンフレッチェ広島と対戦。そしてAリーグでは16日に、ブリスベンをホームで迎え撃つ。
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