残留争いの真っ只中にいるチームに貴重な3ポイントをもたらす
アジアカップでの激闘を終え、クラブに戻ってから苦戦の続いていた日本代表DFの吉田麻也がようやくピッチで真価を発揮した。
現地時間2月27日に行なわれたプレミアリーグ第28節でサウサンプトンはフルアムを2-0で撃破した。吉田はこの試合で公式戦7試合ぶりに出場し、完封勝利に大きく貢献した。
今年1月2日に行なわれたチェルシー戦(プレミアリーグ第21節)を最後にアジアカップに出場するため、約1か月の離脱を余儀なくされていた吉田。その間にサウサンプトンは3バックの陣容をヤン・ベドナレク、ジャック・スティーブンス、ヤニク・ヴェステルゴーで固定していたため、日本代表DFは復帰後も2試合連続でベンチを温めていた。
フルアム戦の前には地元紙『Daily Echo』の取材に対して、「代表チームでプレーするために1か月もチームを離れることになれば、ポジションを失うことになると理解していた」と話しながらも、「それでも、いつものようにチャンスを待っている間は100パーセントを費やす」と語っていた吉田にようやくチャンスが訪れたのである。
現地時間2月27日に行なわれたプレミアリーグ第28節でサウサンプトンはフルアムを2-0で撃破した。吉田はこの試合で公式戦7試合ぶりに出場し、完封勝利に大きく貢献した。
今年1月2日に行なわれたチェルシー戦(プレミアリーグ第21節)を最後にアジアカップに出場するため、約1か月の離脱を余儀なくされていた吉田。その間にサウサンプトンは3バックの陣容をヤン・ベドナレク、ジャック・スティーブンス、ヤニク・ヴェステルゴーで固定していたため、日本代表DFは復帰後も2試合連続でベンチを温めていた。
フルアム戦の前には地元紙『Daily Echo』の取材に対して、「代表チームでプレーするために1か月もチームを離れることになれば、ポジションを失うことになると理解していた」と話しながらも、「それでも、いつものようにチャンスを待っている間は100パーセントを費やす」と語っていた吉田にようやくチャンスが訪れたのである。
チームが23分に先制点を挙げ、さらに40分に追加点を決めるなどテンポよくゲームを進めたこの日、3バックの中央で起用された吉田は、ベドナレクとヴェステルゴーとともに巧みにラインを操舵。アレクサンダル・ミトロビッチとライアン・バベルという強力2トップを擁するフルアム攻撃陣を見事に封殺したのである。
試合後、ファンは、復帰初戦で完封というDFとして最高の結果を残した吉田に熱狂した。その興奮を煽ったのはセインツ(サウサンプトンの愛称)の上げた一本の動画だった。
サウサンプトンが公式ツイッターに「この男を見て楽しんでください」と紹介してアップしたのは、ロッカールームに引き返す吉田がカメラに向かってキスをする動画。これに多くのセインツ・ファンは「寂しかったぞ! マヤ!」や「やっぱりレジェンドだ」、「もっとくれ! ヨシダ」、「イエス! 今宵の彼はとてもしっかりしていた」、「今や君は私たち全員のカルトヒーロー」といった熱きコメントが並んだ。
在籍7年目のクラブ最古参となっている吉田の存在が、降格圏から勝点2差の17位と残留争いの真っ只中にいるチームにおいて貴重なのは言うまでもない。シーズン終盤戦に向けて熾烈さを増してくるなか、そのパフォーマンスからは目が離せない。