ビッグマッチに相応しい攻防戦を繰り広げる
現地時間2月24日、カラバオカップ決勝がロンドンの“聖地”ウェンブリー・スタジアムで行なわれ、マンチェスター・シティとチェルシーが対戦した。
シティがベストメンバーを揃えたのに対し、チェルシーがCFのイグアインを外して、アザールを最前線の中央に配置するゼロトップに近い布陣で臨んだ一戦は、立ち上がりからボール支配した前者が積極的な攻めを展開した。
2月11日の直接対決(プレミアリーグ26節)で0-6という屈辱的な敗戦を喫していたチェルシーは、この日も押し込まれて、我慢を強いられる時間が続いたが、全員が自陣に下がって集中した守備を披露。シティに67パーセントものポゼッションを許しながらも、枠内シュートを一本しか打たせずにスコアレスで前半を折り返した。
後半も前半と同様にチェルシーの堅守に苦戦を強いられたシティは、56分にCKの流れからオタメンディが放ったミドルシュートをエリア内で受けたアグエロがゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定が下されて取り消される。
一方のチェルシーも速攻から立て続けに好機を創出する。66分、自陣からのロングボールに左サイドで反応し、敵陣深くまで切り裂いたアザールからのクロスボールにカンテが合わせたが、渾身のシュートはクロスバーの上へ。さらに69分にはバークリーがミドルシュートを放ったが、これも枠を捉えることはできなかった。
その後もビッグクラブ同士の対戦に相応しい一進一退の攻防が続いた試合は互いに得点を許さずに延長戦へと突入した。
シティがベストメンバーを揃えたのに対し、チェルシーがCFのイグアインを外して、アザールを最前線の中央に配置するゼロトップに近い布陣で臨んだ一戦は、立ち上がりからボール支配した前者が積極的な攻めを展開した。
2月11日の直接対決(プレミアリーグ26節)で0-6という屈辱的な敗戦を喫していたチェルシーは、この日も押し込まれて、我慢を強いられる時間が続いたが、全員が自陣に下がって集中した守備を披露。シティに67パーセントものポゼッションを許しながらも、枠内シュートを一本しか打たせずにスコアレスで前半を折り返した。
後半も前半と同様にチェルシーの堅守に苦戦を強いられたシティは、56分にCKの流れからオタメンディが放ったミドルシュートをエリア内で受けたアグエロがゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定が下されて取り消される。
一方のチェルシーも速攻から立て続けに好機を創出する。66分、自陣からのロングボールに左サイドで反応し、敵陣深くまで切り裂いたアザールからのクロスボールにカンテが合わせたが、渾身のシュートはクロスバーの上へ。さらに69分にはバークリーがミドルシュートを放ったが、これも枠を捉えることはできなかった。
その後もビッグクラブ同士の対戦に相応しい一進一退の攻防が続いた試合は互いに得点を許さずに延長戦へと突入した。
後半の終盤にペースを掴んだチェルシーは95分にイグアインを投入。指揮官サッリの秘蔵っ子であるアルゼンチン代表FWを起点とした攻撃を展開する。一方、90分間で勝負を決めきれなかったシティは効果的な攻撃を繰り出せずに単調な攻撃が続いた。
時間の経過とともにスタジアムの緊張感も高まっていくなか、0-0で迎えた延長後半に絶好機を創ったのはシティだった。
まずは108分、右サイドをドリブルで突破したスターリングがグラウンダーのクロスを供給。すかさずアグエロが押し込んだが、相手DFアスピリクエタの左足ブロックに阻まれてしまう。そして118分にもザネのパスを受けたアグエロがシュートを放ったがこれもチェルシー守護神ケパの好守に阻まれる。
ここで思わぬハプニングがチェルシーに起きる。アグエロのシュートをセーブした際に足を痛めて治療を受けたGKのケパは交代を指示されるも、これを頑なに拒否。まさかの反応にサッリ監督も怒りを抑えきれず、ロッカールームへ引き返そうとしたところを自軍の選手やコーチにもなだめられる騒ぎとなった。
そうした珍しいシーンもありながらも、互いに死力を尽くして健闘を続けた結果、120分では決着はつかず。勝負はPK戦に委ねられた。
そのPK戦、先攻のチェルシーは1人目のジョルジーニョがいきなり失敗。対するシティは2人が成功させるも3人目のザネがケパに止められる。これでイーブンになったが、直後のチェルシーは4人目のD・ルイスのシュートがポストを直撃し、シティが再びリードする。
その後、互いに一人ずつが成功させて迎えたシティの5人目、スターリングが緊張の場面でキックを難なく成功させ、見事な大会連覇を達成。通算6度目のリーグカップを手にした。敗れたチェルシーは、ここ最近の不振によりサッリ体制に暗雲が立ち込めるなかで、ハイパフォーマンスを披露したものの、4年ぶりの戴冠は叶わなかった。
時間の経過とともにスタジアムの緊張感も高まっていくなか、0-0で迎えた延長後半に絶好機を創ったのはシティだった。
まずは108分、右サイドをドリブルで突破したスターリングがグラウンダーのクロスを供給。すかさずアグエロが押し込んだが、相手DFアスピリクエタの左足ブロックに阻まれてしまう。そして118分にもザネのパスを受けたアグエロがシュートを放ったがこれもチェルシー守護神ケパの好守に阻まれる。
ここで思わぬハプニングがチェルシーに起きる。アグエロのシュートをセーブした際に足を痛めて治療を受けたGKのケパは交代を指示されるも、これを頑なに拒否。まさかの反応にサッリ監督も怒りを抑えきれず、ロッカールームへ引き返そうとしたところを自軍の選手やコーチにもなだめられる騒ぎとなった。
そうした珍しいシーンもありながらも、互いに死力を尽くして健闘を続けた結果、120分では決着はつかず。勝負はPK戦に委ねられた。
そのPK戦、先攻のチェルシーは1人目のジョルジーニョがいきなり失敗。対するシティは2人が成功させるも3人目のザネがケパに止められる。これでイーブンになったが、直後のチェルシーは4人目のD・ルイスのシュートがポストを直撃し、シティが再びリードする。
その後、互いに一人ずつが成功させて迎えたシティの5人目、スターリングが緊張の場面でキックを難なく成功させ、見事な大会連覇を達成。通算6度目のリーグカップを手にした。敗れたチェルシーは、ここ最近の不振によりサッリ体制に暗雲が立ち込めるなかで、ハイパフォーマンスを披露したものの、4年ぶりの戴冠は叶わなかった。