クラブ施設に閉じ込められた選手たち
イタリア・サッカー界で前代未聞の騒動が起きた。
現地時間2月9日、イタリア・メディア『Mediaset』は、カリアリが、10日に行なわれる予定のセリエA第23節のミラン戦を戦うため、ミラノへ出発しようとしたところ、地元での“ある騒動”に巻き込まれてしまったと報じた。
その騒動とは、地元の農家たちによる抗議活動だ。
同メディアによれば、カリアリのトップチームは、9日にサルデーニャ島のクラブ施設でトレーニングを行なった後、試合会場のミラノへ向けて空港へ行く予定となっていたが、その直前に島内で酪農を営む100人近い農家グループに車両で出口を封鎖され、一時的に軟禁状態となった。
現地時間2月9日、イタリア・メディア『Mediaset』は、カリアリが、10日に行なわれる予定のセリエA第23節のミラン戦を戦うため、ミラノへ出発しようとしたところ、地元での“ある騒動”に巻き込まれてしまったと報じた。
その騒動とは、地元の農家たちによる抗議活動だ。
同メディアによれば、カリアリのトップチームは、9日にサルデーニャ島のクラブ施設でトレーニングを行なった後、試合会場のミラノへ向けて空港へ行く予定となっていたが、その直前に島内で酪農を営む100人近い農家グループに車両で出口を封鎖され、一時的に軟禁状態となった。
現在、サルデーニャ島では牛乳の価格が急落しており、それに対する抗議活動が島全土に広まっているため、カリアリもそれに巻き込まれる形となったのだという。
農家グループのメンバーは、「タダ同然で売るよりは良い」と、クラブ施設前の道路に牛乳を捨てるなどして抗議への強い意志を示したうえで、チームに対し、「我々の戦いに加わって欲しい」と協力を求めるとともに、監督と選手にミラン戦の延期を訴えるように求めた。
しかし、ミラン戦を延期するわけにはいかないカリアリ側は、イタリア代表MFのニコロ・バレッラをはじめとする複数の主力選手が農民の前に出て、抗議の意に賛同するかのようにミルクタンクを倒して見せたほか、地元警察の協力を得たことで、無事に事態を収束をさせたようだ。
カリアリは現在、セリエAで15位。降格圏の18位とは勝点差4と気の抜けない状況が続いている。もしも、試合が延期となれば、勝点剥奪などの制裁を受けていた可能性もあっただけに無事にミラノへ旅立てたことにホッとしているだろう。
農家グループのメンバーは、「タダ同然で売るよりは良い」と、クラブ施設前の道路に牛乳を捨てるなどして抗議への強い意志を示したうえで、チームに対し、「我々の戦いに加わって欲しい」と協力を求めるとともに、監督と選手にミラン戦の延期を訴えるように求めた。
しかし、ミラン戦を延期するわけにはいかないカリアリ側は、イタリア代表MFのニコロ・バレッラをはじめとする複数の主力選手が農民の前に出て、抗議の意に賛同するかのようにミルクタンクを倒して見せたほか、地元警察の協力を得たことで、無事に事態を収束をさせたようだ。
カリアリは現在、セリエAで15位。降格圏の18位とは勝点差4と気の抜けない状況が続いている。もしも、試合が延期となれば、勝点剥奪などの制裁を受けていた可能性もあっただけに無事にミラノへ旅立てたことにホッとしているだろう。