3度もVARに泣かされ…
現地時間2月9日にワンダ・メトロポリターノで行なわれたマドリード・ダービー(ラ・リーガ第23節)は、3-1でレアル・マドリーがアトレティコ・マドリーを撃破した。
リーグ優勝の行方にも関わる重要な一戦で主役となったのは、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)だった。とりわけアトレティコは、これに泣かされることになった。
まず、最初にVARがその力を発揮したのは、1-1で迎えた40分だ。アトレティコのウルグアイ代表DFホセ・ヒメネスとマドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが接触。両選手がぶつかったのは、ペナルティーエリア外だったように見えたが、VAR判定の末にPKとなり、これをセルヒオ・ラモスが決めた。
そしてマドリー1点リードで迎えた54分には、アトレティコのアルバロ・モラタが、味方からのロングフィードに抜け出し、鮮やかなループシュートでゴールネットを揺らしたものの、VARによってオフサイドと判定される。
極めつけは67分だ。モラタがエリア内で倒れた場面でまたもVARに判定が委ねられ、ノーファウルとして、アトレティコにPKは与えられなかった。
試合後、アトレティコのサポーターたちは当然、一連の判定に対して怒りと不満を爆発せた。
リーグ優勝の行方にも関わる重要な一戦で主役となったのは、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)だった。とりわけアトレティコは、これに泣かされることになった。
まず、最初にVARがその力を発揮したのは、1-1で迎えた40分だ。アトレティコのウルグアイ代表DFホセ・ヒメネスとマドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが接触。両選手がぶつかったのは、ペナルティーエリア外だったように見えたが、VAR判定の末にPKとなり、これをセルヒオ・ラモスが決めた。
そしてマドリー1点リードで迎えた54分には、アトレティコのアルバロ・モラタが、味方からのロングフィードに抜け出し、鮮やかなループシュートでゴールネットを揺らしたものの、VARによってオフサイドと判定される。
極めつけは67分だ。モラタがエリア内で倒れた場面でまたもVARに判定が委ねられ、ノーファウルとして、アトレティコにPKは与えられなかった。
試合後、アトレティコのサポーターたちは当然、一連の判定に対して怒りと不満を爆発せた。
ゲーム中も終始、主審にブーイングを浴びせていた彼らは、試合後にスペイン紙『Marca』の取材に応じ、「奴らはいつだって盗人。対戦するたび、俺らから全てを奪うんだ。マドリーと戦うことは、あらゆる厳しさに対抗することだ。VAR? あれは酒でも飲んでたんじゃないのか?」と、宿敵や審判らに辛辣な言葉を浴びせた。
しかし、そんなファンとは裏腹に、指揮官は素直に敗北を認めている。試合後の会見でアトレティコのディエゴ・シメオネ監督は、「我々は負けたんだ。今日の結果には納得がいく」と語り、さらにVARへの見解も口にした。
「普段はVARについて話さないが、あれが確実に向上し、全ての人にとって効率的になることは確かだと思っている。VARで用いられるリプレイを、私は観られない。だから、決定には間違いがないと思うしかない。判定のせいで負けたとは思っていない。マドリーが、私たちを上回った。素晴らしい試合をした彼らを祝福し、次に備えるよ」
宿敵に競り負けたことで3位に後退したアトレティコ。1試合未消化の首位バルセロナとの勝点差は、これで6となった。次節以降の戦いに気持ちを切り替え、再びライバルたちを脅かすことができるか。