• トップ
  • ニュース一覧
  • ヴィッセル神戸での「報酬」よりもユベントスでの「名誉」を…ウルグアイ代表DFの狂気的な選択とは?

ヴィッセル神戸での「報酬」よりもユベントスでの「名誉」を…ウルグアイ代表DFの狂気的な選択とは?

カテゴリ:移籍情報

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2019年02月08日

神戸からは年俸3倍のオファーが届いたが…

神戸のオファーを蹴ってユベントスに復帰したカセレス。(C)Getty Images

画像を見る

 ヴィッセル神戸は実力派DFの獲得目前まで迫りながら、土壇場でドタキャンを食らっていたようだ。

 ウルグアイ代表DFのマルティン・カセレスは、今シーズンのラツィオで出番が減り、今冬の移籍が囁かれていた。パルマやボローニャとの交渉が破談した後、急浮上したのがヴィッセル神戸行きだ。バルセロナに時代に共闘したアンドレス・イニエスタをはじめ、ダビド・ビジャ、ルーカス・ポドルスキなど大物が所属するJクラブ入りへ、本人も前向きだと現地メディアで伝えられた。

 しかし1月下旬、かつて二度に渡って所属した古巣ユベントスから急遽オファーが届く。メディ・ベナティアがカタールのアル・ドゥハイル行きが濃厚になったため(その後に同クラブには中島翔哉も移籍)、その後釜として声が掛かったのだ。結果として1月29日、ユベントスへの半年レンタルが発表された。
 
 現地時間2月7日に地元トリノの『トゥットスポルト』紙が報じたところによれば、その顛末はこうだったという。

 カセレスはヴィッセル神戸と年俸300万ユーロ(約3億9000万円)の3年契約で基本合意。ラツィオでの年俸は110万ユーロ(約1億4300万円)だったため、報酬は約3倍だ。そして、日本行きのフライトチケットも予約した。しかし、ユベントスからまさかのオファーが届き、そのすべてをキャンセルしていたのだという。

 ちなみに、ユベントスとは半年契約で給与は90万ユーロ(約1億1700万円)。しかも現在はCBに怪我人が続出しているため出場機会を得ているが、基本的にはバックアッパーの立ち位置だ。

 つまりカセレスは、望外とも言える金額のオファーをくれた神戸での“カネ”をあえて蹴り、ほぼ現状維持のギャラなうえ控え扱いとはいえセリエAはもちろんチャンピオンズ・リーグの優勝も狙えるユベントスでの“名誉”を取ったということだろう。31歳とキャリアの晩年に足を踏み入れた選手としては、異例と言っていい選択だった。

 トゥットスポルト紙もこの選択を、「カセレスのユベントスへの愛が証明された。説得には2、3回の電話で十分だった。現代サッカーでは狂気とも言える選択だ」と驚きをもって報じている。

 ちなみにカセレスは、2019年6月で保有権を持つラツィオとは契約が満了する。ユベントスと契約延長するか、はたまた神戸を含めて新天地を求めるか、夏には再び去就に注目が集まることになる。
【関連記事】
Jリーグにやって来る次なる大物助っ人は誰だ!? 要注目の「移籍金ゼロ円」選手たちを一挙掲載!
「なんて豪華すぎるコンビ!」名手ビジャが公開した“超大物”との2ショットにファン興奮!
「なんて罪な可愛さだ!」韓国女子代表のビーナス、イ・ミナがついに2019年最初の“自撮り”を公開!
「偉大なる神」「至高の作品」 マラドーナの顔をタトゥーにしたメキシコ2部クラブGKが話題に!
「試合に出られるならどこでもいい!」乾貴士がアラベス入団会見で明かした熱き想いと決意

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ