「気に入ったシャツをあげよう」と言われて手にしたのは?
ここ数年、プレミアリーグでは、とあるブームが起きている。それは往年のユニホームの復刻だ。
全盛を極めた時代のもの、もしくは思い出深いタイトルを手にした時のものなど、デザインはクラブによって様々だが、70年代後半から90年代前半、古くは60年代後半の代物までもが復刻され、オフィシャルグッズとして販売。これがファンの人気を博している。
復刻版ユニホームがヒットしている理由には、長くクラブを愛する往年のファンだけでなく、そのファッション性の高さから、若年層のハートまでも鷲掴みにしていることが挙げられる。
そうした潮流に乗った企画を発信しているのが、英メディア『BT Sports』だ。
その名もズバリ、「what I wore(私は何を着ていたか)」と名付けられた同メディアの企画は、現役もしくは元プレミアリーガーの前にいくつもの“オールドスクール”なユニホームたちを用意。その中からお気に入りのものを選んでもらい、その理由、あるいは思い出を語ってもらうというものである。
これまでに、トッテナムのデル・アリや、元チェルシーの名MFで、現在は同クラブのヘッドコーチを務めているジャンフランコ・ゾーラ、さらに元マンチェスター・ユナイテッドのリオ・ファーディナンドといった、名だたるスターたちが出演している人気シリーズである。
そんななか、今月2日に更新された回に登場したのが、アーセナルのスペイン代表DFエクトル・ベジェリンだ。
全盛を極めた時代のもの、もしくは思い出深いタイトルを手にした時のものなど、デザインはクラブによって様々だが、70年代後半から90年代前半、古くは60年代後半の代物までもが復刻され、オフィシャルグッズとして販売。これがファンの人気を博している。
復刻版ユニホームがヒットしている理由には、長くクラブを愛する往年のファンだけでなく、そのファッション性の高さから、若年層のハートまでも鷲掴みにしていることが挙げられる。
そうした潮流に乗った企画を発信しているのが、英メディア『BT Sports』だ。
その名もズバリ、「what I wore(私は何を着ていたか)」と名付けられた同メディアの企画は、現役もしくは元プレミアリーガーの前にいくつもの“オールドスクール”なユニホームたちを用意。その中からお気に入りのものを選んでもらい、その理由、あるいは思い出を語ってもらうというものである。
これまでに、トッテナムのデル・アリや、元チェルシーの名MFで、現在は同クラブのヘッドコーチを務めているジャンフランコ・ゾーラ、さらに元マンチェスター・ユナイテッドのリオ・ファーディナンドといった、名だたるスターたちが出演している人気シリーズである。
そんななか、今月2日に更新された回に登場したのが、アーセナルのスペイン代表DFエクトル・ベジェリンだ。
ベジェリンといえば、プライベートで着用する服の独特なファッションセンスが常に注目される(特質すぎるがゆえにファンからいじられることもあるが……)、サッカー界屈指のファッショニスタ(ファッションに敏感な人)である。
満を持しての出演となった“オシャレ番長”は、大量のユニホームを前に、自身の思い出話などを交えながらお気に入りをチョイス。様々な想いを口にした。
「これは僕が初めてバルサでプレーした時に着たシャツだ」と、自身が下部組織に在籍した2002-03シーズンのバルセロナのシャツについての思い出を語れば、「僕はレトロなデザインが大好きなんだ。これなんかも超クールだよね」と、1996年から1998年にかけて使用された、アステカの顔が刻まれたメキシコ代表のユニホームをファッショニスタらしく品評するなど、終始ご機嫌な様子。やはり服が好きなのだろう。
そして、番組終盤に「ベストな物はどれ? 気に入ったシャツをあげよう」と言われたベジェリンが、「これが気に入ったね。超キマってるよ」と選んだのは、なんと1998年フランス・ワールドカップで日本代表GKが着用した、通称「炎モデル」と呼ばれたユニホーム。ちなみにその背中には「NARAZAKI」の文字が入っていた。
その大胆すぎるデザインがゆえに、当時は批判的な意見もぶつけられることもあったが、サッカー界屈指のオシャレ番長の目には、最高の一枚に映ったようだ。