「夕食へのお誘い」はなかったものの

以前にも練習でシュートがカメラマンを直撃し、C・ロナウドが謝罪とともにトレーニングウェアをプレゼントしたという出来事があった。写真はラツィオ戦での劇的逆転PK。 (C) Getty Images
不可抗力とはいえ、自分が蹴ったボールによって女性の顔に“傷”がついたとあれば、放っておくことができなかったのだろう。
イタリア衛星放送「Sky Sport」によると、ユベントス・サポーターのエレーナさんが1月28日、フェイスブックでクリスチアーノ・ロナウドからサイン入りユニホームをもらったことを明かした。投稿には、「ボールの一撃を食らった私へのプレゼント」と記されている。
イタリア衛星放送「Sky Sport」によると、ユベントス・サポーターのエレーナさんが1月28日、フェイスブックでクリスチアーノ・ロナウドからサイン入りユニホームをもらったことを明かした。投稿には、「ボールの一撃を食らった私へのプレゼント」と記されている。
報道によれば、エレーナさんはセリエA第20節キエーボ戦を、アリアンツ・スタジアムで現地観戦した。だが、試合前のウォームアップでC・ロナウドが蹴ったボールが顔面を直撃したという。強烈な一撃により、エレーナさんは鼻を骨折してしまった。
ユベントスは3-0と快勝したものの、C・ロナウドにとっては、イタリアに来てから初めてPKを失敗した試合となった。試合前のエレーナさんへの一撃が“前兆”だったとは言わないが、この日のC・ロナウドは運に恵まれていなかったのかもしれない。
だが彼は、次のラツィオ戦でリベンジに成功した。前半から苦戦し、オウンゴールで先制を許して、一時は今シーズン初黒星を喫するかと思われた一戦、C・ロナウドは同点で迎えた終了間際にPKを決め、見事に雪辱したのである。
そしてC・ロナウドは、エレーナさんにも“借りを返した”。ラツィオ戦翌日に練習場を訪れたエレーナさんに、サイン入りユニホームをプレゼントしたのだ。ユニホームには、「エレーナへ、抱擁を」と記されている。
ボールを当てられ、「夕食へのお誘いを待つわ」と冗談を口にしていたエレーナさん。スーパースターから、自分だけのためのユニホームをもらって大喜びしたのは言うまでもない。「ピッチの中でも外でも、カンピオーネだわ!」と、C・ロナウドを称賛した。
もちろん、エピソードを知ったファンから、「羨ましい」などのコメントが殺到したのは言うまでもない。なかには、「自分もボールを当ててほしい!」という“つわもの”も。ユベントスの次のホームゲーム(2月2日)では、C・ロナウドのシュート練習にも注目すべき!?