「“バックパス”サッカー」と揶揄された韓国代表。それでも知将ベントは「未来を考えてスタイルは維持する!」と強気発言|アジア杯

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年01月26日

「イランに優勝してほしい」に込めた想いは?

今大会は理想とするサッカーが奏功せずに敗退を喫した韓国。だが、指揮官のベントはその信念を曲げるつもりはない。 (C) Getty Images

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 現地時間1月25日、UAEで開催されているアジアカップの準々決勝で、韓国代表はカタール代表に0-1で敗れた。

 今大会の優勝候補の一角として、1960年大会以来59年ぶりのアジア制覇を狙った韓国はグループリーグを3戦全勝で突破したが、いずれも僅差での勝利と得点力不足が否めず、決勝トーナメント1回戦のバーレーン戦も延長戦の末に辛勝と厳しい戦いが続いていた。

 そんななかで迎えたカタール戦でも、エースのソン・フンミンを中心に攻撃を展開するも、相手の堅守を打ち破れず……。アジアカップでは2004年中国大会以来4大会ぶりにベスト8で姿を消すことになった

 昨年8月にパスサッカーを信条とするポルトガル人の知将パウロ・ベントが就任して以来、いまだ成熟しきらない代表チームへは、国内メディアを中心に「指揮官の策が単調」や「“バックパス”サッカー」といった批判の声も相次いでいる。

 そんななかでの敗退により、非難の声は強まるように思われるが、指揮官のベントは、負けてもなお、強気の姿勢を貫いている。『Fox Sports』のアジア版が、試合後の記者会見でのコメントを伝えた。
 

「前半の立ち上がりは良かった。ベスト16の試合を終えてから休息は短かったが、選手コンディション面も問題なかった。失点をしてからも、内容は悪くなかったし、シュートをポストに当ててしまったが、チャンスも作れていた。でも、負けた。つまり相手が我々よりも効率的にプレーしたということだ」

 ポルトガルの名門スポルティングや母国代表を率いるなど、監督として豊富な経験を持つベントは、自身が提唱するスタイルを変えないことも訴える。

「今大会で、我々の実力に比較して得点が少なかったことは事実だ。しかし、チャンス自体は多かった。効率の悪さは否めないが、未来を考えてこのスタイルは維持していく。ただし、発展させなければならないことも間違いない」

 そして、会見の最後で「カタールの優勝はあるか?」と問われた指揮官は、こう締めくくった。

「ベスト4に上がったチームだから優勝の可能性が高い。カタールは良いチームだし、良い選手もいる。カウンターが速く、効率的なサッカーをする。しかし、個人的な想いを言えば、同じポルトガル人のカルロス・ケイロスがいるイランに優勝してほしいね」

 今大会は真価を発揮しきれずに終わった韓国代表。それでも、「今のスタイルを維持する」という指揮官の下、“アジアの虎”がいかなる成長を遂げていくのかには、今後も注目したいところだ。

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