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「美しいヘッダー!」「公式戦初の一撃」武藤嘉紀の“1192日ぶり弾”をニューカッスル地元メディアも祝福|アジア杯

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年01月18日

それでも「準々決勝で敗れたらシティ戦に間に合うかも」

3年3か月ぶりの代表ゴールで火が付いたか!? サウジ戦でも武藤のハイパフォーマンスに期待だ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 木曜日のウズベキスタン戦で強力ヘッダーを決め、1192日ぶりに日本代表でのゴールを挙げた武藤嘉紀。85分にお役御免で交代するまで、パワフルかつエネルギッシュにピッチを疾駆した。

 北川航也と初めて2トップを組んで先発を飾ると、立ち上がりから精力的に動き回って攻撃陣を牽引。両翼の乾貴士、伊東純也らとも巧妙に絡み、ウズベク・ゴールを強襲した。

 そして日本が先制されて迎えた43分、最大の見せ場が訪れる。右サイドを打破した室屋成の高精度クロスを中央で待ち構え、ドンピシャヘッドでねじ込んだのだ。この同点弾で勢いに乗った日本は後半になると完全に主導権を掌握し、塩谷司の鮮烈ミドルで逆転に成功。2-1で見事に勝ち切った。1月21日のラウンド・オブ16では、サウジアラビアと対戦する。

 この武藤のハイパフォーマンスを喜んだのが、ニューカッスル・ユナイテッドの情報を提供する人気サイト『THE MAG』だ。「ヨシノリ・ムトウが日本代表の公式大会で初の一撃を決めた! チームのアジアカップ16強入りに多大な貢献!」と銘打ち、以下のようにレポートしている。

「今回のアジアカップで初先発を飾ったムトウは、指揮官(森保一)の期待に応える1ゴールを決めてみせた。ニューカッスルのストライカーはそれまでの代表戦で2ゴールを決めていたが、2014年(9月9日)のベネズエラ戦と2015年(10月13日)のイラン戦で、ともに親善試合だった。つまり彼は国際トーナメントで初めてゴールを挙げたのだ! 43分に美しいヘッダーを決めて同点とし、日本の逆転劇の呼び水となったのである」

 
 代表でのゴールがおよそ3年3か月ぶりだった武藤だが、今シーズンの得点も久々だった。昨年10月にプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド戦、敵地オールド・トラフォードで決めたあの衝撃弾以来だったのだ。同メディアは「これでムトウも調子を上げていくだろう」と期待を込めた。

 さらに『THE MAG』は、同じくニューカッスル所属の韓国代表MFキ・ソンヨンの近況も報告。韓国もグループリーグで3連勝を飾り、「日本とともにノックアウトラウンドに進出した」と紹介している。そして、「日本と韓国は決勝まで戦わないことになった」と報じたうえで、「だが彼らのうちどちらかが準々決勝(1月24日と25日)で敗れたなら、1月29日に行なわれるマンチェスター・シティ戦に間に合うかもしれない」と続けた。

 武藤とキ・ソンヨンの躍進を応援しているのか、それとも主力選手に早く戻ってきてほしいと願っているのか──ニューカッスルはいまだ降格ゾーンで喘いでいるだけに、なんとも微妙な心境のようである。

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