【移籍市場超速報】インテル会長、トーレスとの接触を否定

カテゴリ:ワールド

ジャンルカ・ディ・マルツィオ

2014年03月12日

ボルシアMGがテア・シュテーゲンの後釜GKを確保。

インテルの興味が囁かれるF・トーレスだが、トヒル会長は「話してはいない」と噂を否定している。 (C)Getty Images

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【A・マドリー】セレソ会長「クルトワはチェルシーのもの」

 本拠地ビセンテ・カルデロンにミランを迎えるチャンピオンズ・リーグ(CL)決勝トーナメント1回戦第2レグの当日、恒例となっているUEFAとのランチミーティングを終えた後、マスコミの取材に応えたアトレティコ・マドリーのエンリケ・セレソ会長は、国際的に評価が高まっているGKティボウー・クルトワの来シーズンの去就について、次のようにコメントした。
「クルトワの保有権はチェルシーが持っている。最後にはチェルシーに戻るだろう。来シーズンもレンタルを継続できるかどうかによるが、現時点ではどちらとも言えない。チェルシー次第だ」

 そのミラン戦を前に『Sky Sport』のインタビューに応えたアトレティコのビジャベルデCEOは、ロシアでゼニトを解任されたルチアーノ・スパレッティの後釜(来シーズンから)としてディエゴ・シメオネ監督の名前が挙がっていることについて、次のようにコメントした。
「我々は彼と重要なプロジェクトを進めており、契約はまだ4年残っている。いまはCLで勝ち進むことが目標だ」

【ゼニト】スパレッティ監督が解任、後任はセルゲイ・セマク

 2009年からゼニトを率いているイタリア人監督ルチアーノ・スパレッティが、3月9日のトム・トムスク戦の引き分けを受けて解任された。10月末からウインターブレイクを挟んで11試合でわずか1勝という不成績が原因だ。

 11日付でスパレッティ監督を解任したゼニトは、昨シーズンまでキャプテンを務め、今シーズンはテクニカルスタッフ入りしていたセルゲイ・セマクを、シーズン終了までの暫定監督に任命した。スパレッティは自身のオフィシャルサイトで、クラブとサポーターに対する感謝を述べ、当面はひとりのサポーターとして、家族とともにサンクトペテルブルクに残ることを表明している。

【ボルシアMG】ヤン・ゾマー(バーゼル)の獲得が決定

 ボルシアMGはクラブの公式ツイッターアカウントで、バーゼル(スイス)のGKヤン・ゾマーを来シーズンからの5年契約で獲得したことを発表した。現在レギュラーを務めるマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンのメガクラブ移籍が確実視されているため、その後釜を確保した形だ。スイス代表で25歳のゾマーは、昨夏フィオレンティーナの獲得リストにも名前が挙がっていた。

【インテル】トヒル会長「チチャリートともトーレスとも話はしていない」

 インテルのエリック・トヒル会長はジャカルタに向けて出発する直前、ミラノのマルペンサ空港で記者に囲まれて次のようにコメントした。
「誰が残り、誰が去るかは、シーズン終了までに決めること。いまは全員がベストを尽くしてプレーすることが重要だ。昨日はアンドレオッリもラノッキアも良いプレーをした。彼らがインテルに貢献してくれるのは大事なことだ。カンビアッソ? パラシオとも契約延長について話し合っている。シーズン終了までに、若手からベテランまで全員の評価を固めるつもりだ。来シーズンはもちろん、向こう3シーズンの強化計画を策定しているところだからね。チチャリート(ハビエル・エルナンデス)もフェルナンド・トーレスも良い選手だが、我々はどちらとも話はしていない」

【モンテレイ】マルセロ・ビエルサと監督就任について合意

 アルゼンチン代表、チリ代表、アスレティック・ビルバオなどを率いて、「エル・ロコ(ザ・クレイジー)」の愛称でも知られる戦術家マルセロ・ビエルサが、メキシコ・リーグのモンテレイと7月からの監督就任について合意し、仮契約を交わした。モンテレイは2月にホセ・グアダルペ・クルス監督を解任し、現在はスポーツディレクターのカルロス・バラが暫定監督を務めている。今シーズンはこの体制で戦い、来シーズンからビエルサを迎える予定だ。

【サンプドリア】元ミランSDアリエド・ブライダのGD就任は間近?

 3月10日にリナルド・サグラモラCEOとの契約解消を発表したサンプドリア。その後任として、ミランのスポーツディレクターを昨年末で退任したアリエド・ブライダをゼネラルディレクターに迎える話が水面下で進んでいる。カルロ・オスティSDはその下にとどまる見通し。経営部門の職務については当面、リッカルド・ガッローネ会長とステーファノ・レモンディーニ副会長が分担する。サンプドリアの内部改革は始まったばかりだ。

【イタリア代表】アベーテFIGC会長「プランデッリとの関係は続くと信じている」

 イタリア・サッカー連盟(FIGC)のジャンカルロ・アベーテ会長は、イタリア代表のチェーザレ・プランデッリ監督のワールドカップ後の去就についてコメントし、続投の可能性を示唆した。
「プランデッリとの関係は続くと信じている。我々の立場は明確だ。プランデッリは、イタリア・サッカーが困難に直面しているこの時期に、EURO2012準優勝、コンフェデレーションズ・カップ3位という満足できる結果を残しただけでなく、スポーツにあるべき倫理や価値観を伝えるというコミュニケーションの側面でも重要な仕事を果たしており、我々はそれを高く評価している」

【ギリシャ代表】ミラン前監督アッレグリにW杯後の代表監督就任をオファー

 ミランのマッシミリアーノ・アッレグリ前監督に、ギリシャ・サッカー連盟からコンタクトがあった模様。向こう1週間以内にアッレグリはギリシャを訪れ、連盟首脳と会談を持つ見通しだ。オファーの内容はワールドカップ後の代表監督ポストと思われるが、現時点でアッレグリがイエスと言う可能性は低い。とはいえ、ひとつの可能性であることは確かであり、今後の成り行きが注目される。

【翻訳:片野道郎】
【翻訳者からのごあいさつ】
 イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。

 イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。

 セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。

 ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。

 ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。

 そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
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