支払えるのはスペインだとトップクラブだけ…
ドルトムントに所属する香川真司は、今冬の移籍が確実視されているが、その移籍先には地元のドイツも注目している。
香川本人が希望しているスペイン行きについては「難しいのではないか」と、ドイツ紙『Bild』は見解を示した。
いち早い情報のひとつとして、香川と同じく今シーズンは出場機会を得られていないセバスティアン・ロデのフランクフルトへの半年間レンタルが決まったことに触れ、「次は香川だろう」と指摘しながら、こう綴っている。
香川本人が希望しているスペイン行きについては「難しいのではないか」と、ドイツ紙『Bild』は見解を示した。
いち早い情報のひとつとして、香川と同じく今シーズンは出場機会を得られていないセバスティアン・ロデのフランクフルトへの半年間レンタルが決まったことに触れ、「次は香川だろう」と指摘しながら、こう綴っている。
「ロデの”放出”に続くと思われるのが、29歳の香川だ。リュシアン・ファーブル監督の下、日本人プレーヤーは役割を与えられず、立ち去りたいと思っているかもしれない。数か月前には、彼はセビージャの候補リストに名前があったが、現在までに交渉が進んだ気配はない。
スペイン行きに関して、ネックとなっているのは、およそ600万ユーロ(約7億8000万円)といわれる給料の問題だ。この金額を支払えるのは、ラ・リーガではトップクラブだけだが、クラブ側はそれを望んでいないようである。
一方、同じドイツのクラブで関心を示していると報じられたシュツットガルトが香川を獲得しようと考えているのなら、現在の金額からかなりの“カット”を余儀なくされるだろう」
具体的な交渉はまだ進んでいないとされる香川だが、同紙は国内クラブへのレンタル移籍が最も現実的な線であると考えているようだ。サッカー専門誌『kicker』も同じ意見を掲載している。
現状に満足せず、「もっと上手くなりたい」と、決意を新たにした香川。日本での休暇を終え、ドイツへと戻った彼の新天地探しは、これから本格的に始まる。