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【選手権】「6年間の集大成にしたい」。青森山田のエース・檀崎竜孔が明かす最後の冬に懸ける想い。

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希(サッカーダイジェストWEB)

2018年12月31日

今季はプレミアリーグで17試合・16得点。檀崎が決めると今季は負けなしだ

得点力に長ける檀崎。今大会でも左サイドハーフの位置から得意のドリブルで切れ込み、ゴールを量産できるか。(C)SOCCER DIGEST

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 キーワードは6年間の集大成だ。
 
 青森山田が冬の選手権で悲願の初優勝を成し遂げてから早2年。再び、歓喜の瞬間を迎えるべく、24回目の大舞台に挑む。
 
 高校サッカー界を代表するチームにおいて、2列目で異彩を放っているアタッカーが10番を背負う檀崎竜孔だ。今季は2種年代最高峰の戦いプレミアリーグのEASTで、17試合に出場して16ゴールの大暴れ。得点王に輝き、卒業はJ1の札幌への入団が内定している。今大会でも、活躍が期待されるのは間違いない。
 
 12月30日に実施された開会式の直後、本人に現在のコンディションについて直撃。「3日前に星稜と練習試合をして5-1で勝って、1ゴール4アシスト。個人としては良い感じでやれていて、状態を上げることができた」と、最高の状態で初戦に挑めると明かした。
 
 直近のゲームで結果を残した背番号10。今年の青森山田は檀崎にゴールが生まれると負けなし。逆に公式戦で敗れた2試合(プレミアリーグの清水ユース戦とインターハイ2回戦の昌平戦)ではノーゴールに終わった。「それは正木コーチにも言われました。お前が点を決めている試合は負けていない。結果を見ても、自分が決めた試合は負けていない。本当に自分が点を決めて、アシストでも点に繋がるプレーをしないといけない」とスタッフからも言われており、星稜戦で結果を残せた点はポジティブな材料だ。
 
 大会前にチーム事情でキャプテン交代となったのは本意ではないだろう。だが、最後の冬は負けられない。1年次にベンチに入って選手権優勝を経験した一方で、レギュラーとして臨んだ昨年は3回戦で敗退。自身が試合に絡むようになってからタイトルが取れておらず、今年こそは凱歌を響かせたいと願っている。

 親元を離れ、宮城県から東北最北端の地にやってきた。青森山田中を経てあれから6年。緑のキットに袖を通せるのも、今年が最後だ。「1年目は優勝を経験させてもらって、去年は悔しい想いをした。この6年間の集大成にしたい」と誓った檀崎。1月2日に行なわれる草津東との2回戦でその覚悟を示すべく、今大会の初陣に挑む。

取材・文●松尾祐希(サッカーダイジェストWEB編集部)
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