“勝ち方”にこだわりを見せた新指揮官。鳥栖のカレーラス新監督が語った来季の青写真

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年12月22日

「プロの世界は勝つことが大事だ。そしてどのように勝つかが大事」

鳥栖のカレーラス新監督。記者会見では自身の信念も語った。(C) Getty Images

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 サガン鳥栖は12月22日、来季から指揮を執るルイス・カレーラス・フェレール新監督の記者会見をベストアメニティスタジアム内の会見場で行なった。


 新指揮官はまず「日本のJリーグで指揮を執れることを嬉しく思う。ここから長く、いい指導をして、いい成績を残したい」と挨拶。さらに、2018シーズンの鳥栖の印象について「とても良い印象を持っている。ふたりの監督はそれぞれ違ったやり方をしていたが、金明輝監督がチームを変え、私がここにいるのはさらなる変化を生み出すため。どこのチームもシーズンごとに変化をするが、私たちもその段階にいる」と、クラブの状況を踏まえて語った。

 そして、新監督が目指すサッカーについては「私が今までやってきたのはコンビネーションサッカー。しかし、プロの世界は勝つことが大事だ。そしてどのように勝つかが大事だと私は思う」と、コンビネーションを軸にした戦いで、”勝ち方”にこだわることを明言。「チームがどういう風に戦い、どう勝つかというところで、皆さんが誇りを持てるチームにしたい」と話し、ファン・サポーターの共感を呼ぶサッカースタイルで勝利を目指すつもりだ。

 また、カレーラス新監督が目指すコンビネーションについて問われると、「コンビネーションサッカーとは、たくさん蹴る、動かすというわけではない。まず目的を持つこと。繋げるだけではなく、しっかりゴールへ運ぶことが必要になる」と発言。あくまでゴールを目指すうえでの効果的な手段としてコンビネーションを駆使したい考えだ。
 
 さらに新指揮官は、今は亡きヨハン・クライフの言葉を用いながら自らの信念を語った。
「ヨハン・クライフが言っていた言葉で、我々がボールを持っていたら、相手が持っていない状況になる。なんで相手にボールを持たせなければいけないのか。相手がボールを持つ時は、相手のゴールの中にボールがある時だけで十分。コンビネーションサッカーはそれを実現する上で非常に難しいサッカーだが、私がここにいるということは、そういったことをチームに浸透させることを求められているからだと思う」

 さらに、かつてともにプレーした経験のあるフェルナンド・トーレスがチームに所属していることについては、「まず、サガン鳥栖というクラブでスペインが誇る選手が所属していることは素晴らしい。彼とは2002年に携わって、今回指導者として一緒に携われることを誇りに思う。もちろん彼は年齢を増して、何か変化をしていると思うが、彼と一緒に戦えることが楽しみ」と語っている。

 勝利のために如何にして戦うのか、という「方法論」にこだわりを見せた新指揮官。果たして、2019年の鳥栖はどのような変化を見せるのだろうか。
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