不可能なことを可能にしたメンデスとC・ロナウド
今夏の移籍市場で、もっとも騒がれたのは言うまでもなく、クリスチアーノ・ロナウドがレアル・マドリーからユベントスに移籍したことだろう。
C・ロナウドは入団会見で移籍の理由について、昨シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)準々決勝でユーベと対戦した際、華麗なオーバーヘッドでゴールを決めた自分に対し、サポーターがスタンディングオベーションで称賛したことに感銘したと明らかにしていた。
だが、C・ロナウドは1月の時点で、すでにマドリーを離れる意向だったようだ。代理人のジョルジュ・メンデスが、12月17日に行なわれたイベントで口にした。
C・ロナウドは入団会見で移籍の理由について、昨シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)準々決勝でユーベと対戦した際、華麗なオーバーヘッドでゴールを決めた自分に対し、サポーターがスタンディングオベーションで称賛したことに感銘したと明らかにしていた。
だが、C・ロナウドは1月の時点で、すでにマドリーを離れる意向だったようだ。代理人のジョルジュ・メンデスが、12月17日に行なわれたイベントで口にした。
同日、イタリア紙『Tuttosport』が選定する年間最優秀代理人賞を受賞したメンデス氏は、「これはユーベとアンドレア・アニェッリ会長、そしてクリスチアーノを獲ろうと決断した者の功績だ。フロレンティーノ・ペレス会長はまったく普通だったよ。ユーベが彼を望み、そして買ったんだ」と、今夏を騒がせたビッグディールを振り返った。
「1月にクリスチアーノが私に『ユベントスでプレーしたい』と言ってきたんだよ。私はすぐに不可能だと思った。彼にも、とても難しいことだと答えたよ。でも、不可能なことなんてないんだ」
ユーベのフロントとの最初の話し合いは、CLで両クラブが対戦する前にマドリードで行なわれたという。メンデス代理人は、「それから電話でコンタクトを取り、徐々に取引が可能になっていった」と告白している。
そして「2、3か月」にわたる交渉の末に、C・ロナウドのユーベ移籍は実現した。正式に発表されたのは7月10日。メンデス代理人に希望を伝えてから、約半年後のことだった。その迅速に交渉を進めた力はあっぱれの一言である。