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格下ラージョ相手にチグハグな攻撃を続けたマドリー、現世界王者の威厳示せぬまま鹿島の待つUAEへ

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年12月16日

勝つには勝ったが…。

ベンゼマ(左)のゴールで先制したまでは良かったが…。(C)Getty Images

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 現地時間12月15日に実施されたラ・リーガ第16節、レアル・マドリー対ラージョ・バジェカーノの一戦は、1-0でホームのマドリーが勝利した。

 先制ゴールが生まれたのは13分だった。カリム・ベンゼマが右サイドに大きく展開し、これを受けたルーカス・バスケスがドリブルで持ち込み、そのベンゼマにリターンパスを送る。オフサイドラインぎりぎりのところで抜け出したストライカーは、難なくゴール左隅に流し込んだ。

 この1点で勢いに乗ったマドリーは、一方的にボールを支配し、トニ・クロース、ルカ・モドリッチ、マルコ・アセンシオらが立て続けにラージョ・ゴールに襲い掛かった。DFのセルヒオ・ラモスも果敢にオーバーラップを仕掛け、左サイドではマルセロが相変わらずの突破力と展開力を披露した。
 
 しかし、その強烈な個性がリンクし、さらなる爆発力を生み出すようなシーンはほぼ皆無だった。実際、前半は72%という圧倒的なボール支配率を誇りながらもベンゼマの1点だけに終わり、後半突入後もなかなか追加点が奪えない。

 サンティアゴ・ソラーリ監督は71分、独り善がりの突破を繰り返すアセンシオを下げて、司令塔タイプのダニ・セバジョスを中盤に送り込んだが、状況が大きく好転することはなかった。それどころか、エースのベンゼマが接触プレーで左足首を負傷。ヴィニシウス・ジュニオールとの交代を余儀なくされている。

 キックオフ前、マドリディスタにバロンドールをお披露目したモドリッチのプレーにも、その賞にふさわしい輝きは見られず、80分を過ぎたあたりからは昇格組のラージョに押し込まれる場面も見られた。

 結局試合は1-0のまま終了。終了のホイッスルと同時に会場のサンティアゴ・ベルナベウに響き渡ったのは、拍手の音ではなくブーイングだった。ヒヤリとさせられるような場面は、終盤の数分を除けばほぼなかったものの、逆に言えばマドリー側にも、華麗な中盤でのパスワークや、ラージョのサポーターを震え上がらせるような危険なアタックは見られなかった。

 クラブワールドカップ前の最後のゲームで、現世界王者の威厳を見せつけたいところだったが、マドリーは今シーズンのここまでの不甲斐なさを払拭できぬまま、UAEへ旅立つこととなった。
 
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