モナコは3000万ユーロの移籍金をオファー。
【モナコ】ガイタン獲得へ、合意目前
ハメス・ロドリゲスを手放し、主砲ラダメル・ファルカオも移籍の可能性が消えていないモナコだが、放出だけでなく獲得でも積極的な動きを見せている。
交渉が進んでいるのはベンフィカのアルゼンチン代表MFニコラス・ガイタン。すでに3000万ユーロ(約42億円)の移籍金を提示しており、合意は目前と見られる。
【ミラン】ジェマイリ獲得を視野に
ミランが狙っているのはアレッシオ・チェルチ(トリノ)、すなわちウイングだけではない。スイス代表MFブレリム・ジェマイリ(ナポリ)にも熱い視線を送っている。
チャンピオンズ・リーグのプレーオフの招集リストにも入らないなどラファエル・ベニテス監督の構想から完全に外れているうえ、ナポリとの契約は2015年6月までで、今夏は安値で獲得するチャンス。契約延長かあるいは移籍か。後者ならばミランは有力な移籍先となるだろう。
ちなみに、ナポリが進めているMFジョナサン・デグズマン(ビジャレアル)獲得交渉は大詰めを迎えており、8月19日夜に本人がナポリ入り、翌日メディカルチェックが予定されている。
【フィオレンティーナ】スタンブリ(モンペリエ)を巡りスウォンジーと競合
フィオレンティーナはモンペリエのフランス人MFバンジャマン・スタンブリの獲得に乗り出している。1990年生まれのスタンブリは、セントラルMFとしてもCBとしてもプレーできるテクニカルなプレーヤーで、モンペリエとの契約は2015年まで。
スウォンジーも獲得に動いており、年俸、移籍金ともフィオレンティーナのそれを上回る条件を提示しているが、スタンブリ本人はフィオレンティーナに傾いている模様。今後の動向が注目される。
【シャフタール】MFフェルナンドにフィオレンティーナ、ミランが興味
シャフタール・ドネツクのブラジル代表MFフェルナンドに、フィオレンティーナ、ミランが興味を示している。8月19日に行なわれた親善試合ヴェローナ対シャフタールの後、ミックスゾーンで『SkySport』の取材に応じたフェルナンドは、フィオレンティーナ行きの可能性があることを認めており、ミルチェア・ルチェスク監督も次のようにコメントしている。
「フィオレンティーナはフェルナンドに強い関心を持っており、具体的な交渉が進んでいるが条件面で折り合っていない。ミランも興味を持っており、選手本人はこちらに惹かれているようだ」
【ナポリ】デグズマンがナポリに到着。20日にメディカルチェック
ナポリが獲得交渉を進めているジョナサン・デグズマン(ビジャレアル)は8月19日夜、ナポリ空港に到着した。20日にメディカルチェックを受け、問題がなければ4年契約にサインする見通しだ。
一方、ナポリで戦力外となっているチリ代表FWエドゥアルド・バルガスは、QPRへの移籍が目前に。1000万ユーロ(約14億円)での買い取りオプションが付いたレンタルという形態になる見込みで、やはり20日にメディカルチェックが予定されている。
【本日の公式発表】(順不同)
マルコス・ロホ(スポルティング→マンチェスター・ユナイテッド)
ナニ(マンチェスター・ユナイテッド→スポルティング/レンタル)
マルコ・マリン(チェルシー→フィオレンティーナ/レンタル)
ブルーノ・スクリーニ(マンチェスター・シティ→バレンシア/レンタル)
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
ハメス・ロドリゲスを手放し、主砲ラダメル・ファルカオも移籍の可能性が消えていないモナコだが、放出だけでなく獲得でも積極的な動きを見せている。
交渉が進んでいるのはベンフィカのアルゼンチン代表MFニコラス・ガイタン。すでに3000万ユーロ(約42億円)の移籍金を提示しており、合意は目前と見られる。
【ミラン】ジェマイリ獲得を視野に
ミランが狙っているのはアレッシオ・チェルチ(トリノ)、すなわちウイングだけではない。スイス代表MFブレリム・ジェマイリ(ナポリ)にも熱い視線を送っている。
チャンピオンズ・リーグのプレーオフの招集リストにも入らないなどラファエル・ベニテス監督の構想から完全に外れているうえ、ナポリとの契約は2015年6月までで、今夏は安値で獲得するチャンス。契約延長かあるいは移籍か。後者ならばミランは有力な移籍先となるだろう。
ちなみに、ナポリが進めているMFジョナサン・デグズマン(ビジャレアル)獲得交渉は大詰めを迎えており、8月19日夜に本人がナポリ入り、翌日メディカルチェックが予定されている。
【フィオレンティーナ】スタンブリ(モンペリエ)を巡りスウォンジーと競合
フィオレンティーナはモンペリエのフランス人MFバンジャマン・スタンブリの獲得に乗り出している。1990年生まれのスタンブリは、セントラルMFとしてもCBとしてもプレーできるテクニカルなプレーヤーで、モンペリエとの契約は2015年まで。
スウォンジーも獲得に動いており、年俸、移籍金ともフィオレンティーナのそれを上回る条件を提示しているが、スタンブリ本人はフィオレンティーナに傾いている模様。今後の動向が注目される。
【シャフタール】MFフェルナンドにフィオレンティーナ、ミランが興味
シャフタール・ドネツクのブラジル代表MFフェルナンドに、フィオレンティーナ、ミランが興味を示している。8月19日に行なわれた親善試合ヴェローナ対シャフタールの後、ミックスゾーンで『SkySport』の取材に応じたフェルナンドは、フィオレンティーナ行きの可能性があることを認めており、ミルチェア・ルチェスク監督も次のようにコメントしている。
「フィオレンティーナはフェルナンドに強い関心を持っており、具体的な交渉が進んでいるが条件面で折り合っていない。ミランも興味を持っており、選手本人はこちらに惹かれているようだ」
【ナポリ】デグズマンがナポリに到着。20日にメディカルチェック
ナポリが獲得交渉を進めているジョナサン・デグズマン(ビジャレアル)は8月19日夜、ナポリ空港に到着した。20日にメディカルチェックを受け、問題がなければ4年契約にサインする見通しだ。
一方、ナポリで戦力外となっているチリ代表FWエドゥアルド・バルガスは、QPRへの移籍が目前に。1000万ユーロ(約14億円)での買い取りオプションが付いたレンタルという形態になる見込みで、やはり20日にメディカルチェックが予定されている。
【本日の公式発表】(順不同)
マルコス・ロホ(スポルティング→マンチェスター・ユナイテッド)
ナニ(マンチェスター・ユナイテッド→スポルティング/レンタル)
マルコ・マリン(チェルシー→フィオレンティーナ/レンタル)
ブルーノ・スクリーニ(マンチェスター・シティ→バレンシア/レンタル)
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)