選手・監督 寸評／採点
※週刊サッカーダイジェスト9.2号（８月19日発売）より
 
［川崎］
［GK］
1 杉山力裕　5.5　
飛び出すべき時に躊躇する場面も。失点はいずれも止めるのは困難。
［DF］
8 小宮山尊信　5　
永井に突破され、フォルランに外されるなど２失点に直接関与した。
2 實藤友紀　5.5　
CKで触り決勝点のきっかけに。ただ守備時のズレたマークは課題。
15 谷口彰悟　6　
攻守ともに冷静な対応。前半のプレスを外す巧みなパス捌きは見事。
［MF］
23 登里享平　5　
波に乗れなかった感も。ミスが多く、失点場面で相手を自由にした。
16 大島僚太　6　
前半の柔らかいタッチは秀逸。後半は存在感が薄れるも技術は光る。
14 中村憲剛　6.5　
機を見た上がりで中央を崩しゴール。要所での高精度のパスは脅威。
19 森谷賢太郎　6　
状況判断が良く、攻守に機転を利かせた。後半は運動量が落ち交代。
［FW］
10 レナト　6.5　
力強いドリブルでPK奪取。中村のゴールも演出して３点に絡んだ。
11 小林悠　6.5　
１点目の動きは練習どおり。後半のゴールが結果的にチームを救う。
13 大久保嘉人　6　
鋭い嗅覚で１ゴール。ミドルの精度は欠くも、動きの質は高かった。
［交代出場］
DF 20 稲本潤一　5　
不用意なボールロストが多く、「つなぎ」の側面で言えば貢献できず。
DF 5 ジェシ　-　
終盤に投入され、相手の攻撃を撥ね返す。「高さ」の部分で役割果たす。
DF 3 田中裕介　-　
小林に代わって中盤に入るも、大きな見せ場はないまま試合が終了。
［監督］
風間八宏　6　
相手のシステム変更に伴い、4-2-3-1にシフトして逃げ切る。
 
［C大阪］
［GK］
21 キム・ジンヒョン　5　
好セーブは光っていたが、股抜きシュートを許すなど屈辱の５失点。
［DF］
4 藤本康太　5　
１ゴールも、肝心の守備は崩壊。前半は中央の守備が不安定すぎた。
14 丸橋祐介　5.5　
２得点に絡むも守備は緩い。その存在は武器であり、穴でもあった。
16 安藤淳　5　
レナトの対応に四苦八苦。１アシストも、それ以上に課題が山積み。
23 山下達也　5　
中村にゴールを奪われたシーンでは、ボールを見てスペースを見ず。
［MF］
5 長谷川アーリアジャスール　5.5　
後半はプレスが効き、アシストも評価。ただ前半は対応力を欠いた。
11楠神順平　4.5　
ボールを追うばかりとなり、攻撃面で一切存在感を示せぬまま交代。
25 キム・ソンジュン　4.5　
ボールホルダーに対する寄せが甘く、攻撃面でも貢献度は低かった。
9 永井龍　6　
鋭いドリブルでゴールを演出。丸橋からのクロスは仕留めたかった。
13 南野拓実　6　
仕掛ける力はチーム一。守備をこなしつつ、要所でチャンスに絡む。
［FW］
10フォルラン　5.5　
絶妙なボレーはワールドクラス。ただ守備が緩く、連係も物足りず。
［交代出場］
MF 2 扇原貴宏　6.5　
広範囲をカバーし、縦パスでリズムを作るなど、効いていたが……。
MF 15吉野峻光　6.5　
前十字靱帯断裂から約１年10か月ぶりに復帰。試合の流れを変えた。
FW 20 杉本健勇　-　
猛攻を仕掛ける終盤に出場も、シュートは１本も放てずに終わった。
マルコ・ペッツァイオリ　6　
後半のシステム変更で流れを変えた手腕は光るも、あと一歩及ばず。
 
［試合内容］
５分にC大阪が撃ち合いの口火を切ると、川崎が前半だけで４ゴールを奪う。後半に入るとC大阪のシステム変更が機能して猛追したが、小林の一撃で加点したホームチームが最終的に逃げ切りに成功。真夏の乱打戦を制した。