伊藤はベンチ入りも5戦連続出番なし…

相手の圧力に苦しむもハント(右から2人目)のFKで先制し、後半もファン・ヒチャンが良い時間帯で決勝ゴール。ハンブルクは守備に不安は残すも、試合運びの良さで2試合ぶりの勝利を飾った。 (C) Getty Images
12月1日、ブンデスリーガ2部の第15節が行なわれ、ハンブルクは2-1でインゴルシュタットを下した。
前節、終了間際の失点でウニオン・ベルリンと引き分けた首位ハンブルクが、10試合連続未勝利でヌーリ監督が解任された最下位インゴルシュタットのホームに乗り込んだ一戦。酒井高徳は開幕戦から継続してスタメン入りを果たし、伊藤達哉は5試合連続のベンチスタートとなった。
首位と最下位の対決だが、立ち上がりから気合の入ったプレーを見せたのは、ホームのインゴルシュタット。とりわけ守備での動きが非常に良く、ボールを支配するハンブルクに好パスを通させず、激しいプレッシャーやタックルでボールを奪う。
前節、終了間際の失点でウニオン・ベルリンと引き分けた首位ハンブルクが、10試合連続未勝利でヌーリ監督が解任された最下位インゴルシュタットのホームに乗り込んだ一戦。酒井高徳は開幕戦から継続してスタメン入りを果たし、伊藤達哉は5試合連続のベンチスタートとなった。
首位と最下位の対決だが、立ち上がりから気合の入ったプレーを見せたのは、ホームのインゴルシュタット。とりわけ守備での動きが非常に良く、ボールを支配するハンブルクに好パスを通させず、激しいプレッシャーやタックルでボールを奪う。
ホームチームの堅固な守備網に苦しめられるハンブルクは、序盤にD・サントスがFKを直接狙って以来、なかなか相手ゴール前にボールを運べず、次に左サイドのジャッタがカットインから2本目のシュートを放ったのは、25分になってからだった。
しかし地力で勝る首位チームは28分、積極的な仕掛けを見せるファン・ヒチャンが倒され、好位置でFKを獲得。これをキャプテンのハントが左足で狙い、ゴール左隅に突き刺して先制ゴールを奪う。
ここからハンブルクは主導権を握り、良いかたちで敵陣に攻め入る。38分には、右から攻めで中央のファン・ヒチャンが流したボールを、左のジャッダが狙いすましてシュートを放つが、決定的な一撃はクロスバーをヒットした。
対して、劣勢が続いたホームチームは前半の終了間際に反撃を仕掛け、連続してセットプレーからの混戦でチャンスを作ったが、GKポラースベックの好守などによって同点ゴールは奪えない。
良い感触を持って前半を終えたインゴルシュタットは、後半も立ち上がりから攻勢に立ち、46分に右サイドのFKからカヤが決定的なヘッド。しかし、ゴール右隅に飛んだシュートはポラースベックの好守によって防がれ、さらにオサウェが詰めようとしたところでもブロックされる。
いきなりピンチを迎えたハンブルクだったが、その6分後、ドリブルで敵陣を進んだナレイからパスを受けたホルトビーが、エリア右に走り込んだファン・ヒチャンへラストパス。韓国代表FWは寄せたDFを切り返しでかわし、ゴールに流し込んで追加点を決めた。
ハンブルクにとっては安全圏に入る1点になると思われたが、インゴルシュタットは気落ちすることなく反撃し、失点からわずか2分後、左からのFKに再びカヤが頭で合わせ、今度はゴール右隅に叩き込んで1点差に戻す。
セットプレー時の守備の穴を突かれたハンブルクは、67分、ナレイが相手4人に次々に寄せられながらも、強靭なフィジカルで耐えてエリアに侵入するが、シュートは枠を捉えられない。また70分にD・サントスが左に流れながら放った強烈なミドルも、GKブンティッチの好反応に阻まれた。
インゴルシュタットも躍動感を失うことなく、積極的に敵陣深くに再三攻め入り、ゴール前にクロスを入れ、また枠内にシュートを飛ばしていく。対するハンブルクはカウンターで好機を作り、ジャッタがフィニッシュまで持ち込む。
89分、インゴルシュタットは左サイドを攻略してのクロスから、交代出場のケアシュバウマンが決定機を迎えるが、シュートはポラースベックにブロックされ、これがラストチャンスとなった。
ハンブルクは後半も、相手の気迫と勢いに苦しめられたものの、リードを守り切って2戦ぶりの勝利。9勝目を挙げて首位を守った。伊藤は今回もベンチで90分間を過ごし、これで5戦連続の出番なしとなった。
次節、ハンブルクは12月7日、ホームでポダーボルンと対戦する。