「だれがドロー狙いだって?」シメオネ監督は記者に反論。
11月24日に行なわれたラ・リーガ第13節、アトレティコ・マドリー対バルセロナの首位攻防戦は、1-1のドローに終わった。アトレティコがジエゴ・コスタのゴールで先制したものの、終了間際にバルサがウスマンヌ・デンベレの得点で追いつき、勝点1を分け合っている。
77分のD・コスタの先制点が最初の枠内シュートだったという事実が示すように、この試合は両チームともにシュートが少なかった。バルサの選手たちは、アトレティコの守備的な戦い方に不満があるようだ。
『ESPN』によると、セルヒオ・ブスケッツは試合後、「彼らは引いてカウンター狙いだった。僕らにライン間のパスを通させてくれなかったね」と述べた。
「分かってはいたけど、あそこまで(守備的)とは思っていなかった。あまり面白くないけど、リスペクトしなければいけない」
また、ジョルディ・アルバも、「もっと攻撃的なサッカーができるだけの選手が揃っていると思うんだけどね」と、アトレティコの戦う姿勢に納得していないようだ。
「ただ、彼らはあのスタイルで成功してきた。それを変えることはないだろう。彼らは本当によく守る。彼らを打ち破るのは難しいことなんだ」
一方で、バルサにとって、規律面の問題が騒がれていたデンベレが貴重な同点弾を挙げたことは大きい。エルネスト・バルベルデ監督は「彼は素晴らしい選手。あまりに騒がれすぎた」と、デンベレの今後に期待を寄せた。
「私たちは彼に多くを期待している。なぜなら、素晴らしい才能の持ち主だからだ。今季の彼は何度か大きな貢献をしてきた。ほかの選手にないものを持っているんだ」
なお、スペイン紙『Marca』によると、アトレティコのディエゴ・シメオネ監督は、試合後の会見でドロー狙いだったかを問われると、「だれがドローを狙ってたって? どこが? それは君の意見だ」と一蹴。ブスケッツの発言にも「失礼じゃないよ。素晴らしい選手の意見だ」と述べている。
「我々は7年にわたって同じやり方で戦ってきた。変えるのは難しい」
逃げ切りに失敗したアトレティコだが、シメオネ監督は「バルサとの一騎打ちになるとは考えていない」と、いずれにしてもタイトルレースは複数チームによる厳しい争いになると強調した。
「どのチームもわずかな勝点差の中でひしめきあっている。どこに行っても難しい戦いであり、どのチームも良いプレーで苦しめてくるリーグだということを示している。ファンにとっては以前よりもスリリングで面白いはずだ。どのチームも以前よりずっと良い仕事をしている」
そのリーガを制するのは、どんなスタイルのチームになるのか。今後も注目したい。
「我々は7年にわたって同じやり方で戦ってきた。変えるのは難しい」
逃げ切りに失敗したアトレティコだが、シメオネ監督は「バルサとの一騎打ちになるとは考えていない」と、いずれにしてもタイトルレースは複数チームによる厳しい争いになると強調した。
「どのチームもわずかな勝点差の中でひしめきあっている。どこに行っても難しい戦いであり、どのチームも良いプレーで苦しめてくるリーグだということを示している。ファンにとっては以前よりもスリリングで面白いはずだ。どのチームも以前よりずっと良い仕事をしている」
そのリーガを制するのは、どんなスタイルのチームになるのか。今後も注目したい。