【FC東京】梶山陽平が味スタで引退セレモニー。10番の後継者として期待するのは…

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2018年11月24日

「一番近いのは(橋本)拳人かと思いましたけど」

FC東京のホーム最終戦で引退セレモニーを行なった梶山。写真:サッカーダイジェスト

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 2018年11月24日、川崎との多摩川クラシコを終えたピッチで梶山陽平の引退セレモニーが行なわれた。

 FC東京のユース出身で、03年の2種登録を経て、04年から正式にトップチームの一員になった彼は抜群のゲームメイクで中盤を仕切り、北京五輪に出場した08年からは10番を背負うなど、青赤軍団の象徴的存在だった。

 ギリシャのパナシナイコスでキャリアを過ごした12-13シーズン後はFC東京で定位置を掴めず、大分や新潟に期限付き移籍するなど難しい時期を過ごした。度重なる怪我もありキャリアの晩年は思うような活躍をできなかったが、それでもFC東京の生え抜きとしてクラブに残した足跡は偉大である。

 そんな梶山が“マイホーム”味の素スタジアムでFC東京のファン・サポーターに挨拶をした。まずフロンターレのサポーターに「リーグ優勝おめでとうございます。ともに多摩川クラシコを盛り上げていただきありがとうございました」と御礼を述べたあと、次のように語ったのだ。

「良い時も悪い時も、その時間を一緒に過ごせたファン・サポーターの方とはいろいろな思い出がありますが、なかでもJ2に降格してしまった時が辛かったです。でも、皆さんの声援のおかげで翌年にJ1に戻れて本当に良かったと思いました。

 長い間一緒に戦った選手の皆さん、今まで指導してくださった監督、スタッフの皆さん、多大なサポーターをしてくださったメディカルスタッフの皆さん、ビジネススタッフの皆さん、この場を借りてお礼を申し上げます」

 そこで一息ついたあと、梶山はさらに言葉を継ぐ。

「東京のエンブレムを胸に、10番を背負って戦えたことは僕にとって幸せなことでした。そして今まで支えてくれた両親、妻、子どもたち、本当にありがとうございました。短いですが、最後に東京を愛するファン・サポーターの皆さん、本当にありがとうございました。FC東京がリーグ優勝できるように、これからもサポートをお願いします」
 
 引退セレモニーを終えたあと、囲み取材に応じた梶山は和らいだ表情で「無事にスピーチを終えてホッとしています」とコメント。率直に感謝の気持ちを伝えられたことに、なによりホッとしていた。

 引退は、FC東京から新潟に期限付き移籍したあとの試合で相手選手との接触で痛みのある膝を悪化させた時に決めたという。ただ、「ずっと膝が痛くて、ここ2~3年は引退のことも考えていた」ので覚悟はできていたという。

 では、FC東京で「選手としても人間としても成長できた」梶山は自身の後継者、次の10番候補をどう考えているのか。

「(FC東京の)アカデミーの選手がつけたほうがいいとは思います。でも、今誰かというと……。一番それに近いのは(橋本)拳人かと思いましたけど、拳人は昨年ナオさん(石川直宏)の18番をもらっているので、無理かなと。アカデミー出身だと、(品田)愛斗かな。今年『昔の梶山を見ているようだ』というのを何回か言われたので。もっと頑張ってつけれるようになってほしいです」

 一番の思い出はやはり「タイトルを獲れた瞬間」。そういう瞬間を“FC東京の後輩”に味わってもらうためにも、今後、なにかしらの形でFC東京に関わっていくそうだ。自分の後継者を自分の手で育てる、そういうビジョンを描いている可能性もあるかもしれない。

取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

【梶山陽平PHOTO】FC東京で過ごした22年間…「笑顔」の引退セレモニー!
 

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