ナポリのターゲットにマラガのカマーチョが浮上。
【チェルシー】フィオレンティーナがマルコ・マリンの獲得に動く
フィオレンティーナは前線の強化に向けて、チェルシーでプレーするドイツ代表MFマルコ・マリンの獲得に動き出した。フィオレンティーナは500万ユーロ(約7億円)での買い取りオプションを付けたレンタルという条件を提示している。
チェルシーはレンタルでの放出にも前向きで、条件面で折り合いがつけば今週半ばにもメディカルチェックにたどり着く可能性がある。
【ミラン】ディエゴ・ロペス、アルメロを獲得
ミランは、左SBのケビン・コンスタンを移籍金250万ユーロ(約3億5000万円)でトルコのトラブゾンスポルに売却、その後釜としてコロンビア代表パブロ・アルメロ(ウディネーゼ)をレンタルで獲得した。ウディネーゼとの間ではすでにレンタルの条件について合意が成立し、8月8日、アドリアーノ・ガッリアーニ副会長がバカンス先のトスカーナ州フォルテ・デイ・マルミでアルメロの代理人ルチアーノ・ラムロと会い、年俸など移籍の条件についても合意に達した。アルメロは週明けの11日にミラノ入りして、メディカルチェックを行なう。
ガッリアーニ副会長は同じくフォルテ・デイ・マルミで翌9日、フィリッポ・インザーギ監督とともにレアル・マドリーのGKディエゴ・ロペスの代理人マヌエル・ガルシア・キロンと会談、同じように条件面の詰めを行ない、獲得への合意に達している。R・マドリーとはすでに合意済みで、こちらも週明けには正式な移籍手続きが完了する見通しだ。
ガッリアーニ副会長はさらに、昨シーズンはレンタルで所属したモロッコ代表のファンタジスタ、アデル・ターラブト(QPRが保有権)の代理人キア・ジョーラブシャンと11日に会う予定になっており、完全移籍に向けた戦略を話し合うものと見られている。
【ナポリ】フェライニ獲得が不調の場合はルーカス・レイバとカマーチョが候補
ベルギー代表MFマルアン・フェライニ(マンチェスター・ユナイテッド)の獲得に乗り出しているナポリだが、移籍形態(完全移籍かレンタルか)、年俸の負担(ナポリはユナイテッドの一部負担を希望)などで両者の立場に大きな隔たりがあり、実現は簡単ではないと見られている。その場合の代替候補としては、ルーカス・レイバ(リバプール)、そして新たにイグナシオ・カマーチョ(マラガ)の名前が挙がっている。
一方、ラファエル・ベニテス監督の構想では昨シーズン同様CBの控えという扱いのアルゼンチン代表フェデリコ・フェルナンデスは、スウォンジーへの移籍がほぼ決まった模様。移籍金1000万ユーロ(約14億円)前後の完全移籍となる見通しだ。
【本日の公式発表】(順不同)
ヘスス・ガメス(マラガ→アトレティコ・マドリー)
ディエゴ・ロペス(レアル・マドリー→ミラン)
ケビン・コンスタン(ミラン→トラブゾンスポル)
トーマス・ヴェルメーレン(アーセナル→バルセロナ)
ディエゴ・コンテント(バイエルン→ボルドー)
マールテン・ステケレンブルフ(フルアム→モナコ)
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
フィオレンティーナは前線の強化に向けて、チェルシーでプレーするドイツ代表MFマルコ・マリンの獲得に動き出した。フィオレンティーナは500万ユーロ(約7億円)での買い取りオプションを付けたレンタルという条件を提示している。
チェルシーはレンタルでの放出にも前向きで、条件面で折り合いがつけば今週半ばにもメディカルチェックにたどり着く可能性がある。
【ミラン】ディエゴ・ロペス、アルメロを獲得
ミランは、左SBのケビン・コンスタンを移籍金250万ユーロ(約3億5000万円)でトルコのトラブゾンスポルに売却、その後釜としてコロンビア代表パブロ・アルメロ(ウディネーゼ)をレンタルで獲得した。ウディネーゼとの間ではすでにレンタルの条件について合意が成立し、8月8日、アドリアーノ・ガッリアーニ副会長がバカンス先のトスカーナ州フォルテ・デイ・マルミでアルメロの代理人ルチアーノ・ラムロと会い、年俸など移籍の条件についても合意に達した。アルメロは週明けの11日にミラノ入りして、メディカルチェックを行なう。
ガッリアーニ副会長は同じくフォルテ・デイ・マルミで翌9日、フィリッポ・インザーギ監督とともにレアル・マドリーのGKディエゴ・ロペスの代理人マヌエル・ガルシア・キロンと会談、同じように条件面の詰めを行ない、獲得への合意に達している。R・マドリーとはすでに合意済みで、こちらも週明けには正式な移籍手続きが完了する見通しだ。
ガッリアーニ副会長はさらに、昨シーズンはレンタルで所属したモロッコ代表のファンタジスタ、アデル・ターラブト(QPRが保有権)の代理人キア・ジョーラブシャンと11日に会う予定になっており、完全移籍に向けた戦略を話し合うものと見られている。
【ナポリ】フェライニ獲得が不調の場合はルーカス・レイバとカマーチョが候補
ベルギー代表MFマルアン・フェライニ(マンチェスター・ユナイテッド)の獲得に乗り出しているナポリだが、移籍形態(完全移籍かレンタルか)、年俸の負担(ナポリはユナイテッドの一部負担を希望)などで両者の立場に大きな隔たりがあり、実現は簡単ではないと見られている。その場合の代替候補としては、ルーカス・レイバ(リバプール)、そして新たにイグナシオ・カマーチョ(マラガ)の名前が挙がっている。
一方、ラファエル・ベニテス監督の構想では昨シーズン同様CBの控えという扱いのアルゼンチン代表フェデリコ・フェルナンデスは、スウォンジーへの移籍がほぼ決まった模様。移籍金1000万ユーロ(約14億円)前後の完全移籍となる見通しだ。
【本日の公式発表】(順不同)
ヘスス・ガメス(マラガ→アトレティコ・マドリー)
ディエゴ・ロペス(レアル・マドリー→ミラン)
ケビン・コンスタン(ミラン→トラブゾンスポル)
トーマス・ヴェルメーレン(アーセナル→バルセロナ)
ディエゴ・コンテント(バイエルン→ボルドー)
マールテン・ステケレンブルフ(フルアム→モナコ)
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)