11月11日、Ｊユースカップの準決勝２試合がベストアメニティスタジアムで行なわれ、２種年代最高峰の戦いプレミアリーグEASTに所属する清水ユースとプリンスリーグ関東に在籍する横浜ユースが決勝進出を決めた。
 
　第１試合で清水は新潟Ｕ-18と対戦。序盤から一進一退の攻防が続くなか、清水は前半18分に均衡を破る。佐野陸人のパスを受けた丸山優太朗がひとり外すと、右足で鮮やかなミドルシュートを決めた。１点を先行した清水は42分に追加点。左サイドを齊藤聖七が打開して中央に折り返し、最後は佐野が右足で流し込んでリードを広げる。後半こそゴールを挙げられなかったが、前半の２点を守り切った清水は13年ぶりに決勝進出。夏のクラブユース選手権に続く、日本一まであと１勝だ。
 
　第２試合で神戸Ｕ-18と顔を合わせた横浜は、攻撃陣が序盤から爆発。椿直起が左サイドからペナルティエリア内でボールを送り、榊原彗梧が巧みなターンからゴールを奪う。続く14分に椿、26分には栗原秀輔がネットを揺らして加点。直後に神戸の泉柊椰に1点を返されたが、前半だけで３－１とした。
 
　後半も横浜は攻撃の手を緩めない。63分に栗原がこの日2点目となるゴールを決めると、試合終了間際には１年生アタッカー・津久井匠海がダメ押し弾。終わってみれば５－１の大勝で８年ぶりにファイナルの切符を手にした。
 
　日本一の称号を掴むのは果たしてどちらか。決勝は18日の13時から福岡県のミクニワールドスタジアム北九州で行なわれる。

【準決勝の結果】
11月11日（日）ベストアメニティスタジアム
新潟Ｕ－18 ０－２ 清水ユース
神戸Ｕ－18 １－５ 横浜ユース

【決勝の結果】
11月18日（日）ミクニワールドスタジアム北九州
清水ユース ｖｓ 横浜ユース