次節の相手は古巣バイエルン!
ドイツで燻っていたサムライ戦士にようやく一発が飛び出した。
現地時間11月10日に開催されたブンデスリーガ第11節、デュッセルドルフ対ヘルタ・ベルリンの一戦は、日本代表MF宇佐美貴史が、今シーズンのブンデスリーガで初ゴールを決めた。
公式戦3試合連続で先発出場を飾った宇佐美に最大の見せ場が訪れたのは、スコアレスで迎えた50分だった。
ボランチのアダム・ボツェクが大きく左サイドに展開すると、このボールをオーバーラップした左SBのニコ・ギーセルマンがダイレクトでゴール前に折り返し、エリア内でフリーになっていた宇佐美へ。これを右足で落ち着いてトラップした日本代表MFは、間髪入れずに左足一閃! 完璧な軌道を描いたボールはゴール右上に突き刺さった。
このゴールがチームに勢いを呼び込んで、デュッセルドルフは、63分、84分、92分と追加点を叩き込んで最終スコア4-1と勝利。ブンデスリーガでは実に7試合ぶりの白星にホームサポーターも大いに沸いた。
現地時間11月10日に開催されたブンデスリーガ第11節、デュッセルドルフ対ヘルタ・ベルリンの一戦は、日本代表MF宇佐美貴史が、今シーズンのブンデスリーガで初ゴールを決めた。
公式戦3試合連続で先発出場を飾った宇佐美に最大の見せ場が訪れたのは、スコアレスで迎えた50分だった。
ボランチのアダム・ボツェクが大きく左サイドに展開すると、このボールをオーバーラップした左SBのニコ・ギーセルマンがダイレクトでゴール前に折り返し、エリア内でフリーになっていた宇佐美へ。これを右足で落ち着いてトラップした日本代表MFは、間髪入れずに左足一閃! 完璧な軌道を描いたボールはゴール右上に突き刺さった。
このゴールがチームに勢いを呼び込んで、デュッセルドルフは、63分、84分、92分と追加点を叩き込んで最終スコア4-1と勝利。ブンデスリーガでは実に7試合ぶりの白星にホームサポーターも大いに沸いた。
フル出場を果たして最後まで鮮烈な輝きを放ち続けた宇佐美に対しては、現地メディアからも数多くの賛辞が寄せられている。
ドイツ誌『Kicker』は、「ウサミに勇気づけられたデュッセルドルフが爆発」と銘打ったマッチサマリー内で、「タカシ・ウサミが試合の主役となった。この日本人はボールを自身の対角線上に完璧に突き刺した」と称賛した。
さらにデュッセルドルフの地元紙『Rheinische Post』は、7戦ぶりの勝利に酔い知れるかのように歓喜に翻り、「フォルトゥナが待ち望んでいた大いなる勝利を祝う」とマッチレポートを掲載。その中で「素晴らしき瞬間はウサミの強烈な左足によってもたらされた」とゴールシーンを描写し、さらに宇佐美の得点がいかに意味のある一発だったかを書き綴っている。
「このデュッセルドルフ・アレーナに詰めかけた3万9743人のサポーターたちが忘れかけていた感覚をウサミは取り戻してくれた。今日という日はこの一点がすべてだった」
さらに『Rheinische Post』は、採点記事において宇佐美になんと高得点の「-2」を付け、「左サイドでの守備では味方をサポートし、すぐさま攻撃に繋げた。彼はその強力な左足のシュートで貴重な先制点をもたらした。全体的に彼が際立った試合だった」と寸評を記した。
ようやく待望のゴールを決めてみせた宇佐美。その得点でチームを久しぶりの勝利に導いた男は、さらなる巻き返しを見せるのか? 約1週間のインターナショナルウイークが明けると、ブンデスリーガ12節では、絶対王者であり自身の古巣でもあるバイエルンと激突する。