本気モードのウルグアイ戦で起きた開始3分の「ちょっとした革命」

カテゴリ:日本代表

清水英斗

2018年10月18日

相手が勢いを伴ってくる状況では、かつての日本代表はひたすら押し込まれるばかりだったが…

堂安(21番)や中島らが個の力を発揮し、ウルグアイのプレスを突破していた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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『2試合目』として見ると、ウルグアイはやる気に満ちていた。試合の入り方も、こんなヤツらに絶対負けねえ、と言わんばかりのインテンシティの高さが見られた。
 
 当然だろう。12日、韓国に1-2で敗北し、苦汁をなめたばかり。ウルグアイは時差によるコンディション不良に苦しみ、韓国のフィジカルに圧倒され、終始押し込まれた試合だった。
 
 しかし、それから4日後の日本戦は、話が別だ。東アジアの時間に順化を済ませ、コンディションは上昇している。アジアで2連敗だけは避けようと、そして、立ち上がりでホームの勢いに飲まれた韓国戦の轍を踏まないように、逆に飲み込んでやろうと。ウルグアイの意志が見られる、激しい立ち上がりだった。
 
 だからこそ、驚いたのだ。その勢いを、日本代表が押し返したことに。
 
 今までの日本で言えば、相手が勢いを伴ってくる状況では、ひたすら押し込まれるばかりだった。その後、やがて守備が決壊するか、あるいはアジアではどうにか守り切れるか。日本はハイプレスを剥がすほどのポゼッション力があるわけではない。相手が押し込んできたら、耐えるだけ。ロシア・ワールドカップのベルギー戦を持ち出すまでもなく、そんな試合が今までは当たり前だった。
 
 しかし、開始3分。潮目の変わりを感じた。
 
 左サイドで中島翔哉がボールを持ち、相手に囲まれる中で、南野拓実とワン・ツー・スリー・フォーと小気味良くつなぎ、ウルグアイの高い守備網を抜け出す。最後は倒されたが、スタジアムが沸いたプレーだった。大迫勇也も相変わらずのキープ力を誇り、右サイドに入った堂安律も、ボールキープして耐える力がある。全体的にプレスを受けっぱなし、耐えっぱなし、という状況にはならなかった。ちょっとした革命が起きている。
 
 そんななか、先制ゴールを、しかも最高に華麗なゴールを、南野が決めた。ウルグアイに起きた問題は、想像に難くない。プライドを相当傷つけられたはず。格下ランクの日本にリードを許し、しかも名前くらいしか知らないのに、やたら抜いてくるヤツが、笑いながら楽しそうにプレーしていて。
 
 さらにウルグアイはアクシデントも発生した。ウォーミングアップ中にMFマティアス・ベシーノが負傷し、FWガストン・ペレイロが緊急発進。心臓部のボランチを欠き、本来はトップ下のロドリゴ・ベンタンクールが、ボランチに下がらざるを得ない状況だった。結果、堅守のウルグアイらしからぬ、バイタルエリアのスカスカ具合。そんな不運もあった。
 

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