選手・監督 寸評／採点
※週刊サッカーダイジェスト8.12号（７月29日発売）より
 
【広島】
［GK］
1 林卓人　5.5　
失点よりもフィードの拙さが目に付く。後半はほぼ仕事がなかった。
［DF］
2 ファン・ソッコ　6　
寄せ切れない場面もあったが決定機は与えず。後半は中央でプレー。
33塩谷司　5　
疲労の影響からか粘り強さが感じられず。失点の場面にも関与した。
4 水本裕貴　5.5　
悪くはなかったが、一瞬の隙を突かれる。攻撃参加は効果的だった。
［MF］
18 柏好文　6　
古巣相手に奮闘。彼の果敢なドリブルが数少ない突破口となった。
30 柴崎晃誠　6.5　
軽快なパスワークでリズムを生む。チームを救う同点ゴールを奪取。
8 森﨑和幸　6　
目立ったプレーは少ないが、気の利いた位置取りでバランスを保つ。
16 山岸智　5.5　
スペースに飛び出し攻撃を活性も、二度の決定機逸はマイナス材料。
9 石原直樹　5　
相手に競り負ける場面が目立ち、彼のボールロストが失点を招いた。
10 髙萩洋次郎　6　
守りを固める相手に対し、様々なアプローチで攻略を図ったが……。
［FW］
11 佐藤寿人　5　
良い縦パスも好クロスも入らなければ、彼の持ち味は発揮できない。
［交代出場］
FW 22 皆川佑介　6.5　
その高さで脅威に。新たな攻撃オプションとして、重宝されそうだ。
MF 14 ミキッチ　6　
クオリティは高くなかったが、愚直な仕掛けが守備陣を混乱させた。
MF 7 森崎浩司　5.5　
スペースがなく、前を向いてプレーできず。キックの精度も今ひとつ。
［監督］
森保一　5.5　
結果的に交代策が当たったが、立ち上がりの戦い方に課題を残した。
 
【甲府】
［GK］
1 荻晃太　6.5　
一方的に攻め込まれる展開となったが数々の好セーブで難を凌いだ。
［DF］
26 青山直晃　6.5　
途中までは与えられた仕事を完璧にこなす。皆川にはやや苦戦した。
4 山本英臣　6　
的確なカバーリングと身体を張った守備で貢献も終盤に隙を与える。
6 佐々木翔　6.5　
石原を封じ、先制点の起点にもなる。失点がなければMOMだった。
［MF］
23稲垣祥　6　
積極性を示し、サイド攻撃を活性化。途中からは守備でも奮闘した。
8 新井涼平　6　
11人の状況下では効果的なパスを供給。その後は守備に追われる。
5 マルキーニョス・パラナ　6　
防戦のなかでも落ち着いてプレー。展開を読み、的確な判断を下した。
27 阿部翔平　5.5　
粘り強く対応するも、疲れの見え始めた後半はミキッチに苦しめられた。
29 水野晃樹　5.5　
ゴール近くで仕事ができず。戦術的で42分に交代を告げられる。
7 石原克哉　4.5　
先制点を演出したが、彼の退場がプランを狂わせたのは間違いない。
［FW］
10 クリスティアーノ　6.5　
単独で敵陣に向かった後半のプレーは、得点以上に素晴らしかった。
［交代出場］
DF 16 松橋優　6　
裏を取られる場面もあったが、粘り強く付いていき、身体も張った。
［監督］
城福浩　6　
数的不利に陥るアクシデントを的確な策で克服。広島を追い詰めた。
 
［試合内容］
21分に先制された広島は、33分に数的優位になるも、守りを固める甲府に大苦戦。一方的に攻めながらゴールは遠く敗色濃厚となった。だが85分、途中出場の皆川の落としを柴崎が合わせて同点に。なんとか勝点１を確保した。