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香川は後半途中出場、久保は孤軍奮闘も報われず…ドルトムント、7-0で“無抵抗”ニュルンベルクを一蹴!

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年09月27日

後半開始直後の3失点目で切れたアウェーチーム

ドルトムントが強いのか、ニュルンベルクが弱いのか……判断が難しい試合内容だったが、いずれにせよ両チームのあいだには明らかに力の差があった。 (C) Getty Images

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 9月26日(現地時間)、ブンデスリーガ第5節が行なわれ、ドルトムントは7-0でニュルンベルクを下した。
 
「日本人対決」が期待された一戦、ニュルンベルクは久保裕也が先発出場を果たしたが、ドルトムントの香川真司は前節ホッフェンハイム戦に続いてのスタメン入りはならず、ベンチで試合開始を迎えた。
 
 キックオフから20秒あまりで、ハキミにタックルを仕掛けた久保がいきなり警告を受ける。その後、ボールはホームのドルトムントが完全に支配するが、引いたニュルンベルクに対し、なかなか有効な攻撃が仕掛けられず、最後尾でボールを回す時間が長く続く。
 
 一方、守勢のニュルンベルクはトップ下、もしくは2トップの一角に入った久保にボールは渡らず、彼が前を向いてボールを持ったのは8分になってから。しかしこの時も、パスの出しどころがなく、後方に戻すしかなかった。
 
 膠着状態が長く続くかと思われたが、9分、ドルトムントはプリシッチが右のカットインからゴール前にアウトサイドでスルーパスを送ると、走り込んだラーセンがGKブレドロフの目前でボールを浮かせてゴールに流し込み、先制ゴールを奪った。
 
 早くもリードされたニュルンベルクは11分、守備間のパスをカットされ、ロイスに決定的なシュートを浴びるも、これはブレドロフが好反応で防ぐ。しかし、その直後にも再びロイスに思い切りの良いシュートを許すなど、守備の不安が大きくなっていく。
 
 一方の攻撃陣は、チャンスは少ないながらも反撃を開始。その中心となったのが久保で、縦横に広く動いてボールを受け、展開して攻撃の起点となったり、ダイレクトで相手の嫌がるコースへパスを入れたりする。また、14分にはショートコーナーで角度のないところからシュートを放つなど、ゴールへの意識の強さも示した。
 
 しかし、時間の経過とともに両チームの力の差が見えるようになり、32分、ドルトムントはアカンジの最後尾からの縦パスをエリア前でプリシッチ→フィリップと繋ぎ、走り込んだロイスが強烈なシュートをゴール左隅に突き刺して2点目を奪う。
 
 ドルトムントは敵陣深くでも自在にボールを繋げるようになり、ルーズボールも拾ってニュルンベルクに絶えず圧力をかけながら、前半を終えた。
 
 後半、最初に攻勢に立ったのはニュルンベルクで、CKから久保がダイレクトシュートを放つが、相手DFにはね返される。そしてカウンターを許すと、ロイスにドリブルでボールを運ばれ、逆サイドでパスを受けたハキミのフリーでのシュートで、ゴール右隅を破られてあっさり3点目を失ってしまう。
 
 守備面であまり抵抗を見せることなくリードを広げられたアウェーチームに対し、ドルトムントは余裕を持って試合を進め、57分、ディレイニーの縦パスをエリア左で受けたロイスが、縦に抜けたラーセンとのパス交換からダイレクトでゴール右隅に突き刺し、4点目を決める。
 
 完全に安全圏に入ったホームチームは62分、ロイスを下げて香川を投入。また、ヴィツェルに代わってヴァイグルも登場した。
 
 香川はトップ下に入り、頻繁に上下動してプレーに絡む。もう無理はせず、チーム全体の動きが少なくなったなかで、左サイドを上がったシュメルツァーの動きを見逃さずに好パスを通し、そこからクロス→ヴァイグルのダイレクトシュートという良い流れを生み出した。
 
 一方、攻守ともに成す術なしという状態だったニュルンベルクは、70分にエースのイシャクを入れてこの流れを変えようとしたが、逆に74分、プリシッチの決定的なヘディングシュートはブレドロフが防いだものの、こぼれ球をアカンジに拾われ、強烈なシュートを浴びて、5点目を奪われてしまった。
 
 香川はゴールも意識して攻撃時には点を取れる位置に走り込み、78分、83分には積極的にシュートを放っていく。一方、久保は停滞ムードのなかでもボールを追い、受けに行き、ゴール前でボールを待つなど、諦めずにプレーするも、チャンスは到来しない。
 
 ドルトムントは85分、ディレイニーのスルーパスをサンチョがトラップからすかさずシュートを放って6点目、さらに88分にはサンチョのマイナスのクロスをヴァイグルがダイレクトで合わせ、ついにリードを7点にまで広げた。
 
 ドルトムントの強さもさることながら、ニュルンベルクの守備の拙さ、そして後半のモチベーションの低下が印象的だった一戦。ドルトムントは32年ぶりの7点差勝利で得失点差を大きく上げて2位浮上を果たした。
 
 週末には次節の試合が控えており、29日、ドルトムントはアウェーでレバークーゼンと、ニュルンベルクはホームで宇佐美貴史擁するデュッセルドルフとの昇格組対決に臨む。
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