先のワールドカップ開催や、ベガルタ仙台から西村拓真のCSKAモスクワへの移籍など、このところ日本でも注目度が増しているロシアから、ユニークなニュースが舞い込んできた。

　現地時間９月24日、ロシア・プレミアリーグのウラルFCがクラブの公式サイトで発表したのは、同月17日に本拠地で行なわれ、１-１で終了したロストフ戦後（第７節）、スタンドに落ちていたというサポーターたちの「忘れ物リスト」だ。

　ウラルFCは、「チェックしてください！　これらは、皆さんが忘れた物です」と、全ての物品を紹介。サポーターに向け、引き取りに来るよう訴えている。以下が、その品々である。

毛布、カバン、デオドラント用品、食器、タッパー、魔法瓶、手袋、いくつかの鍵、車の鍵、コルク抜き、レンチ、ハサミ、ピンセット、靴べら、傘、スポーツバッグ、点鼻液、クレジットカード、チェック柄のブラジャー――。

　ハサミやレンチという、暴動時に武器になりかねない危険なものに目が行く一方で、少し気になるのは、最後の「チェック柄のブラジャー」だ。ウラルFCが拠点とするエカテリンブルグはこの時期、気温が10度を下回る日もあり、一体なぜ、誰が、何のために、下着を落としたのかは皆目見当がつかない。

　現在、ウラルFCは国内リーグ８節を消化した時点で２勝２分け４敗と負け越し、降格プレーオフに回る13位が眼前に迫る12位と、成績は芳しくない。そのため、フラストレーションを溜め込むサポーターたちが、あらゆる物を投げ入れて鬱憤を晴らしたのかもしれない。

　車の鍵や銀行カードなどの貴重品は、所有者が現われる可能性は十分にあるが、果たしてブラジャーは!?……。